「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))
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商品の詳細
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- 発売日: 1983-01
- 版型: 文庫
- 237 ページ
カスタマーレビュー
「空気」
日頃よく私たち日本人は「空気読めよ」なんて言ってるんだけど、じゃあその「空気」って何?あんた日本が戦争やバブルでこれだけだめになったのはその「空気」のせいなんだぜ。そのことわかってんの?って山本先生は語りかけてきて、私の頭に革命をもたらします
過去を振り返ってみるにいかに「空気」のせいで日本が失敗したか。空気作りのメカニズム 「空気」に対抗する唯一の手段「水を差す」などについてわかります
これはあくまでもさくっと読めて楽しい、などという類の本ではありません。読んだあと、憂鬱で不安な気分になり「自分は今まで間違っていたのではないか」という思いで1時間ぐらいは頭を抱えてしまうことは間違いありません。岸田秀の「ものぐさ精神分析」の精神分裂病理論、土井健郎「甘えの構造」に並ぶ優れた日本人論です
この本を読むと「空気」という言葉が使えなくなります。「空気読んでかないと」という言葉が浮かんできてもぐっと飲み込んだりします
日常の会話やテレビなどで「空気」という言葉がやたら気になりだします
さてどうすればいいのでしょうか?「空気」という言葉の怖さを知りつつも、「空気」を読まないことには社会の中では生きていけないのが現状です。
このことに対する結論はわかりませんし、山本先生も「こうすればいい」というような解決策を教えてはくれません。しかし、この本を読めば読んだ人の頭が数倍はよくなり、日本と世界の見方が変わることは間違いありません。しかしそれはよいことなのか・・・。そんなことは知らずに安易に「空気読めよ」なんていいながら生活していたほうが幸せなのではないか・・・私にはなんとも言えませんが、とにかくこの本は読んだ人に大きな波紋を呼ぶ問題作であることは間違いありません
著者の代表作の一つ
日本の経営他にも造詣の深かった著者(故人)の代表作の一つ。 この本に書かれている日本人の意思決定に関わる洞察は、日本の他の多くの経営・マネジメント書等で引用されている程、優れていてしかもユニーク。
「空気」が何かを決定していくというのは、きっと外国人にはわからない感覚だが、日本人にとってはあまりに身近で、この本に指摘されるまで気が付かないかも。
若い人には若干読みにくい文体かもしれないが、一読の価値はある。
日本の来た道、先の道
非常に興味深く、また蒙を啓かれる思いで読んだ。
日本のなぁなぁな空気がどこから来るのか、なぜすべてのものがブームと化してしまうのか、なぜ物事をしっかりまっすぐ見つめようとせず、おかしなキャッチコピーに飛びつき騒ぎ立ててまた潮の引いていくようにいつのまにか世の中から消えてしまうのか。
そんないろいろの疑問に、山本七平は「空気」の臨在感的把握と「水」の無意識的通常性的作用という言葉によって答えてくれた。これこそが、日本に溢れる自己無謬性と無責任性の原因である、と。説得力に富み、あらゆる事象を包含することのできる根本的な指摘が、ここにある。
日本のたどってきた道が、どこからどう曲がってきたのか、そしてその生きやすさと生きにくさがどこからきて、これからの我々は何を意識しなければならないのか。そんな問題意識を持つ人のための本。





