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海辺の小さな町 (文春文庫)

海辺の小さな町 (文春文庫)
By 宮城谷 昌光

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  • 発売日: 2002-10
  • 版型: 文庫
  • 345 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
明るい光と風の中で展開する、恋と友情
親元を離れ、海辺の町で大学生活を始めた佐伯雄二。新生活は写真を中心に廻り始める。中国歴史小説の旗手が爽やかに描く青春小説

内容(「BOOK」データベースより)
親元から離れ、大学生活を海辺の町で始めることになった佐伯雄二。合格祝いとして父から贈られたカメラをきっかけに、新生活は写真を中心に回り始める。明るく柔らかな光と風の中で展開する友情と恋、そして両親の秘密―。新しい世界を得て成長する一人の青年の四年間を爽やかに描いた、長編青春物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮城谷 昌光
昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち、「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

極彩色の町へ誘う作品4
私はこの小説の舞台が現在すんでいる場所に近い事もあって
親近感を持てた。例えば、主人公の人生に大きな影響を与える
女性と出会う浜松駅はまさに最寄といえる。

人生に影響を与える女性との出会いというものは必ずしも
恋愛というものにはならず運命のいたずらのようなところがある。
特にこの作品ではそうであった。

運命という蜘蛛の糸の上で自分自身の存在を探り、生きていく様子は
主人公が自分の写真を極めていく過程に重なりすがすがしい。
彼が自分自身を見つけたとき彼の大学生活は終わる。
それは新しい第一歩であり力強さを感じさせる。

青春そのものをぶつけるような大学生活をこの作品はぶつけている。
だが決して強力に押し付けるのではなく少しずつ前進するように
作中は歩む。
壁にぶつかったとき改めて読んでみるとこの作品は
力強く読者の背中を押してくれるだろう。