明智光秀 (文春文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #187820 / 本
- 発売日: 1991-08
- 版型: 文庫
- 392 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
勤勉で学問好きの知性派光秀は織田信長を討ち、京人の喝采を受けた。光秀が秀吉に討たれたのは事実か。歴史の定説を覆した異色作
内容(「BOOK」データベースより)
築城学、軍学、故実式目、歌道、仏道を究めた知性人であった光秀と野獣性の信長との確執は宿命的なものだった。山崎の合戦後の従来の光秀像を覆した異色長篇。
カスタマーレビュー
明智光秀の小説は数多くあれども・・・
明智光秀という人物は、日本史上でも知名度が高い上に、謎に包まれた人物の一人である。よって、彼を主人公にした小説は数多くあるが、それらは光秀の苦渋に満ちた決断の末の本能寺の変、そして羽柴秀吉と雌雄を決した山崎の合戦で「最高潮」を迎える。御承知のとおり、光秀は秀吉に破れその生涯を閉じる・・・。これが、多くの明智光秀に関する小説の結末である。 しかし、この小説は、その「最高潮」が本の半ばのページにある。山崎の合戦で終わらないのである。さらに、この小説が終わりを迎える章に「燃えろ大坂城」とある。これは、何を意味するものか? 明智光秀の謎に、興味を持たれている方にはお薦めの一冊である。
明智光秀の小説は数多くあれども
明智光秀という人物は、日本史上で知名度が高いが、多くの謎に包まれた人物の一人である。よって数多くの作家によって彼を主人公にした小説が書かれてきた。その多くは、光秀の苦渋に満ちた決断の末に織田信長を討った「本能寺の変」、そして羽柴秀吉と雌雄を決した「山崎(天王山)の合戦」で『最高潮』を迎える。御承知のとおり、光秀は秀吉に破れてその生涯を閉じる・・・。これが、数多くの光秀の小説の結末である。
しかし、この小説は「本能寺の変」、「山崎の合戦」といった『最高潮』は半ばの章にある。
後半から、徳川幕府の黒依の宰相と呼ばれた「天海和尚」が登場する。さらに、終わりに近づく章に『燃えろ大坂城』とある。
これらは、何を意味するのか?
明智光秀の謎に興味をお持ちの方には、お薦めの一冊である。
決して読みやすくはない
文章が古臭く、難しい表現を多く用いている為、読み進めていくのが非常に疲れる作品である。
また、登場人物や物語の進み方が淡々としていて、いまいち躍動感や緊張感に欠ける。しかも、いちいち難しい言葉を使うから、場面を想像しようにも意味が分からない。
要するに、物語に入り込めないのである。
私の無知や歴史小説に対する不慣れがいけないのかもしれないが、やはり小説は万人が楽しめるものでなくてはならないと思う。
その上、この作品は前半が(数ある説の中から一つを採用したにすぎないとはいえ)史実に基づいているのに対し、山崎合戦後は完全なフィクションである。
大坂の陣や、徳川三代目の時代まで光秀が生きたとは、いくらなんでも無茶苦茶なような気もするが、まぁそれは小説ならではのifということで。
いずれにせよ、もう少し人間ドラマ性は欲しかった。


