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夜消える (文春文庫)

夜消える (文春文庫)
By 藤沢 周平

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  • 発売日: 1994-03
  • 版型: 文庫
  • 235 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
娘の幸福を見るにつけ、思い出されるのは出奔した酒乱の亭主。江戸の底辺に生きる庶民の哀歓を円熟練達の筆でつづった珠玉の七篇

内容(「BOOK」データベースより)
酒びたりの父親が嫁入りの邪魔になると娘に泣きつかれた母親、岡場所に身を沈めた幼馴染と再会した商家の主人、五年ぶりにめぐりあった別れた夫婦、夜逃げした家族に置き去りにされた寝たきりの老婆…。市井に生きる男女の哀歓と人情の機微を鏤骨の文章で綴る珠玉の短編集。単行本未収録の名品七篇。

内容(「MARC」データベースより)
陰影ゆたかな藤沢市井小説名品集。酒びたりの父をもてあます嫁入前の娘と母。置き去りの老婆。岡場所で再会する男女等。市井のひとびとの哀歓をつづる7編。文庫版は1994年刊。〈ソフトカバー〉*


カスタマーレビュー

愛しい市井短編集4
男と女は駆け引きである。騙そうとする。騙されまいとする。ー「誠実」のみが最後に勝利する、などとは決して言わない。「夜消える」で最後に誠実を示した飲んだくれの父親のその後を、私は決して幸せだとは思わない。

男も女も、もともとたいしたものではないのだ。愛息子を見殺しにしてしまった「永代橋」の夫婦。ー「救い」は?あり得るかもしれない。ない、などと誰が言えるだろう。
「初つばめ」では中年女の「酔い」を見事に描く。「遠ざかる声」では新作落語を聞いているみたいだった。愛しい市井短編集。

ほっとひといき4
藤沢周平の、割合最近に近い短編集。
全体に余り肩の凝らない、ほのぼのとした藤沢周平らしい人情物ばかりです。
相変わらず、江戸の町の、市井のごく普通の人達の暮らしぶりがとってもいい。
しみじみ、ほのぼの、それがいい。