反自殺クラブ―池袋ウエストゲートパーク〈5〉 (文春文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #9274 / 本
- 発売日: 2007-09-04
- 版型: 文庫
- 296 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
今日も池袋には事件が香る。風俗スカウト事務所の罠にはまったサンシャイン60階通りのウエイトレス。伝説のスターが設立を夢見るロックミュージアムの真実。集団自殺をプロデュースするインターネットの“クモ男”―。ストリートの「今」を鮮やかに描くIWGPシリーズ、切れ味がさらに増した第5弾。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
石田 衣良
1960年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。97年9月、「池袋ウエストゲートパーク」で第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞。生き生きとした語り口と現在を映しだすエッジの鋭さが高い評価を受けた。受賞作に続篇3篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』(文藝春秋)でデビュー。2003年7月、『4TEEN』(新潮社)で第129回直木賞を受賞。ほかに『眠れぬ真珠』(新潮社/第13回島清恋愛文学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
4話それぞれのおもしろさ
4つ話が掲載されているが、
どれもなかなかおもしろくて、満足できる内容。
このシリーズの良さは絶妙な「軽さ」。
話には様々な現代社会の問題がちりばめられているんだけど、
それをあまり深刻に捉えず、
フリー探偵者のごとき主人公の解決ストーリーという形で、
さらっと軽く描いているのがいいんだと思う。
4話の中でもページを割かれている反自殺クラブが、
特におもしろかったんだけど、
それを取り上げることで、
自殺はいけないだとか自殺サイトの存在を糾弾するとか、
そういう強いメッセージは敢えて投げかけず、
登場人物がそれぞれの立場での言い分を述べながら、
物語が終わっていくので、
いろいろな解釈が読者によってできるし、
読後感がさらっとしていていい。
たとえば同じ問題を山崎豊子が取り上げられたら、
これでもかというぐらい問題の暗部を見せられ、
絶望的な気分になったりするのかもしれないけど、
そういう「重い」本ってなかなか読みづらいのが本音だとすると、
こういう軽さで社会問題をなんとなく意識させる手法って、
ある意味では、時代に合った有効な手法であるような気がする。
それに物足りないと感じる人もいるかもしれないが。
私は山崎豊子の重さも好きだけど、
石田衣良の軽さもすごく好き。
読みやすいのでおすすめの本です。
旬のテーマを切り取って
すぐに古くなってしまう雑誌のような、今が「旬」のテーマを扱う「IWGP」シリーズ。
だからこそいつも新鮮で、読むたびに池袋の街を訪れたい衝動に駆られてしまう魅力がある。
今作も楽しみにしていたのだが・・・少しマンネリ気味か?
4編収録されているのだが、細かいオチはともかく「どういう方向へ進むか」というオチが読めてくるのだ。
私は推理小説なんかを推理せず、謎解きまで読んで感心するタイプなのでその私にも先が読めるということは・・・わりと多くの人にとって、先の読める展開なんじゃないかと思う。
それが悪いわけじゃない。ただ、その「オチ」へ行くまでの展開もパターン化してきているような気がする。
山が何度かあって、最終的にハッピーエンド・・・というような展開じゃなく、山は一度きり。
その後何かあるんじゃないかとドキドキしながら読み進めると、あっさり終わってしまう。
「サル」と「姫」の話のときのようなスリル感が無いのだ。
扱っている内容としては、相変わらず「旬」のもので料理の仕方も上手い。
考えさせられる内容も多い。
だからこそ、今度は長編でやってみて欲しい・・・と思うのだが、難しいのだろうか。
明るく・軽く、週刊誌ののりで、現代の恥部や暗部
池袋ウエストゲートパークシリーズの5です。
現代の風俗のうわっつらをおもしろおかしく書くのが得意の、石田さまらしい1冊。
あ、悪口ではないですよ。
明るく・軽く、週刊誌ののりで、現代の恥部や暗部を解説してくれます。
とにかく読みやすいしね。
読んだあとは、少し世の中に詳しくなったような気分になれます。
そういえば、週間新潮かな?
石田様、すんごいエロ小説連載していたよね。
あれ・・・なんか読んでいて、すんごく恥ずかしかった。
エロが恥ずかしいのではなく、なんていいうか・・・
生々しかったのよね。
なんつーか、石田さまの自意識過剰なところが、ある意味、好きです(笑





