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拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)
By 関岡 英之

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  • 発売日: 2004-04-21
  • 版型: 新書
  • 229 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
この国は今やアメリカ政府の意のままに変えられている
日本が様々な分野でアメリカに好都合な社会に変えられてきた、近年の不可解な日米関係のメカニズムを、米国の公文書に即して描く

内容(「BOOK」データベースより)
建築基準法の改正や半世紀ぶりの商法大改正、公正取引委員会の規制強化、弁護士業の自由化や様々な司法改革…。これらはすべてアメリカ政府が彼らの国益のために日本政府に要求して実現させたもので、アメリカの公文書には実に率直にそう明記されている。近年の日米関係のこの不可解なメカニズムのルーツを探り、様々な分野で日本がアメリカに都合のいい社会に変えられて来た経緯を、アメリカの公文書に則して明快平易に描く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
関岡 英之
1961年、東京生まれ。84年、慶応義塾大学法学部卒業後、東京銀行(現・東京三菱銀行)に入行。証券投資部、北京駐在員事務所、国際協力銀行出向などを経て、十四年間勤務の後に退職する。99年、早稲田大学大学院理工学研究科に入学。2001年、同修士課程を修了。『なんじ自身のために泣け』(河出書房新社、02年)で第七回蓮如賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

厄介で迷惑な隣人・アメリカ5
 
 アメリカ産牛肉を巡る紛争は、日本だけではなく、EU(欧州連合)との間でも1989年から起こっており、未だに決着がついていないという。原因は、アメリカの牛に投与されている成長促進ホルモンで、それに発ガン性の疑いがあるとして、EUは今日に至るまで禁輸措置を解除していないらしい(『今日の話題』、06年3月22日付け「北海道新聞」)。

 このように、自国の消費者の健康や安全を守るという政策は、当然のことながら、他国の政府にとやかく言われるまでもなく、当該消費(輸入)国政府の確固たる判断に基づく。ところが日本では、本書で明らかにされているように、アメリカが日本の消費者の利益を慮ってくれているのだ。ありがたくて涙の出そうな「お気遣い」だが、無論、アメリカの真意は全く違う。

 アメリカは、日本の消費者のためではなく、アメリカの生産者や投資家そして投機屋などのために、日本に対して様々な要求を突きつけているのだ。この著書は、そうした「改革」という名の要望(即ち内政干渉!)の実態を白日の下にあばき出しており、まさに日本国民必読の書と断言出来る。読者諸氏は多分、この現実に慄然とし、未来に暗然とするであろうが…。

 日本という国は、恐らく、アメリカの「属国」、というよりはアメリカ帝国の「属州」に近いのではないか。従って、この国の総理大臣は、差詰めアメリカから指名される「属州総督」と言って過言ではない。さらに、有力閣僚の中に日系アメリカ人(巷間、「アメリカではの守(出羽の守)」と呼ばれる)が名を連ねているのも、これまた紛れもない事実であろう。

5★無視できない本5
サムライ業、金融業、公務員が知っておくべき「年次改革要望書」ガイド。
確かに感情的な記述が目立つ、発刊当初より、本書はメディアから冷遇された。それでも市場が無視できなかったのは、本書がいたるところで根拠を示し続けたからだ。本書は、ネット上で公開されている米国の「年次改革要望書」をテーマにしている
が、同時に40冊以上に及ぶ文献を紹介しながら記述されている。「年次改革要望書」はサムライ業、金融業、公務員にとって必須の未来予想図だ。

構成は、項目が細切れでスラスラ読めた。見開き2p以上におよぶ長項目は無い。よって多忙な人でも、無関心な部分は読み飛ばし易く、速読可。
自分にとっては、3章最後134pイラク復興事業の当りが、衝撃だった。
遠い砂漠の地にも、形を変えた「指名競争入札」が…
ぶっ壊すのも、立て直すのも、そして儲かるのもあの国だけ…

日本に自浄能力は無いのか?外圧なき構造改革は、あり得ないのか?日本にアメリカ以外の選択肢は無いのか?いつまでもアメリカの言いなりなのか?宣教師の寓話を連想した。未開人にピストルとカギを伝道して感謝されるんだけど、結局は争いと疑心暗鬼をもたらしただけだったという話。アメリカがもたらす、M&Aと法律も…。
PS●巻末に参考文献を一覧して欲しかった。さすがに専門書までは目が回らないが、以下は手に取ってみようと思った。『国際会計基準戦争』日経『世界覇権国…』副島隆彦『アメリカ素描』司馬『エシュロン』角川『デモクラシー』トクヴィル

あまりにも露骨な・・・5
それにしてもアメリカの自分たちの価値観に対する絶対的な自信って一体何なんでしょう。
しかもそれを、圧倒的な経済力と軍事力によって世界中に押し付け、さも当然といった顔を、というよりむしろそれこそが世のため人のためと思って疑わない厚かましさ。
アメリカ的な価値観とアメリカの国益こそが絶対的に善であり、アメリカンスタンダードこそがワールドスタンダードであるという傲慢。
毎度のことながら辟易させられますね。
これだけ大っぴらに「アメリカの国益のために」毎年日本に要求されている「年次改革要望書」について、なぜほとんどの国民がその存在すら知らないんでしょうか。
政治家とマスコミの責任は重大ですね。
まさに”拒否できない日本”。
そりゃあアメリカの日本改造もさぞ進むことでしょう。