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大仏破壊 バーミアン遺跡はなぜ破壊されたか

大仏破壊 バーミアン遺跡はなぜ破壊されたか
By 高木 徹

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  • Amazon.co.jp ランキング: #273330 / 本
  • 発売日: 2005-01-15
  • 版型: 単行本
  • 341 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
それは、9.11のプレリュード(前奏曲)だった。9.11―同時多発テロの前に、タリバンが支配するアフガニスタンにおいて大仏遺跡の破壊が行なわれた。その背後には、ビンラディンとアルカイダの周到な計画があった。バーミアンの大仏破壊に秘められた衝撃の真相とは…。『戦争広告代理店』の著者が放つ、本格ノンフィクション第二弾。

内容(「MARC」データベースより)
2001年、アフガニスタンで破壊された大仏遺跡。それはビンラディンの周到な計画だった。9・11の謎に迫る傑作ノンフィクション。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高木 徹
1965年東京都生まれ。1990年東京大学文学部卒。同年、NHKにディレクターとして入局。福岡放送局などを経た後、報道局勤務。NHKスペシャル「民族浄化 ユーゴ・情報戦の内幕」(2000年)、「バーミアン大仏はなぜ破壊されたのか」(2003年)、「情報聖戦アルカイダ 謎のメディア戦略」(2004年)などを担当。著書『戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争』(2002年、講談社刊)で講談社ノンフィクション賞と新潮ドキュメント賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

タリバンの「おわりのはじまり」を活写4
たしかに本書が書店に並んだときは「なぜ今ごろになってタリバン!?」
との思いを禁じえなかった。

けれど、商業出版とそれに付随する私たちからは「時機を逸した」と感じ
られるとしても、ジャーナリストとしては「今だから」の思いがあるの
ではないか? その気概を買いたいなぁと思う。

今でも、アメリカではリベラル派を含めて「アフガン攻撃(まで)は正当
だった」とのコンセンサスがある。けれど、本書を読めば、本当にそうだった
のかなぁとの思いを禁じえない。淡々と筆を進めるだけに、高木さんの前著の
刺激には欠けるものの、その分情況のリアリティの真髄を味わえる。

最後までバーミヤンの遺跡を守ろうとしたタリバン政権の大臣や次官の奔走、
オマル氏がビン・ラーディンに惚れ、乗っ取られるまでの道程…。読んでて
飽きることはまずないと思う。そして読後、これまで、さして興味のなかった
タリバンの内部が見通せるし、一人一人の顔が見えるようになる。

細部だけど、評者にとって面白かったのは、対タリバンの中国の外交交渉の
狡猾さと巧さ。憎らしいくらいだ、そしてどこか羨ましくもある。さすがは
高木さん、細部も読ませる。

なお、松本仁一『カラシニコフ』シリーズと併せて読むと、日本のテレビ/
新聞業界に属するジャーナリストもまだまだ健在!との思いを強くする。
そして、両者の本とも装幀が抜群にクール。著者たちのクレバーネスをよく
演出してる。

バーミヤン遺跡爆破の内幕4
 タリバン政権により行われたバーミヤン遺跡の大仏破壊の内幕について、著者の綿密な取材と人的ネットワークにより書かれた一冊。前著「戦争広告代理店」に続くノンフィクション作品で、今回も国際情勢の内幕に焦点を合わせている。

 本書ではタリバン政権とビンラディンの関係を軸に、いかにアフガニスタン政権が世界的に孤立し、最終的に大仏破壊という暴挙に及んだのかを、ニュース番組では語られることのないドキュメンタリー視点で著している。

 前著同様、時間を忘れ一気に読めるオススメの一冊。

タリバンとアルカイダについて知る良書5
「大仏破壊」というタイトル通り、確かにバーミアン遺跡破壊に至るまでがストーリーの軸なのですが、この本の本当のテーマは文化財が破壊されたことにはありません。
アフガニスタンのタリバンの誕生と変質、タリバン政権を乗っ取っていくビンラディンの天才的手腕、そして9.11に至るまでアフガニスタンで活動してきた個人個人(タリバンもいればその他の人も、外国人も)の絡み合い。それらが丁寧な取材をもとに、記されています。
ストーリーの組み立て方も上手く、語弊はあるかもしれませんが、エンターテインメントとしても読めます。
テレビのニュースショーや新聞が、タリバンについていかに浅い伝え方しかしていないか、痛感させられました。