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シリウスの道

シリウスの道
By 藤原 伊織

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  • Amazon.co.jp ランキング: #135180 / 本
  • 発売日: 2005-06-10
  • 版型: 単行本
  • 510 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
東京の大手広告代理店の営業部副部長・辰村祐介は子供のころ大阪で育ち、明子、勝哉という二人の幼馴染がいた。この三人の間には、決して人には言えない、ある秘密があった。それは…。月日は流れ、三人は連絡をとりあうこともなく、別々の人生を歩んできた。しかし、今になって明子のもとに何者からか、あの秘密をもとにした脅迫状が届く!いったい誰の仕業なのか?離ればなれになった3人が25年前の「秘密」に操られ、吸い寄せられるように、運命の渦に巻き込まれる―。著者が知悉する広告業界の内幕を描きつつ展開する待望の最新長編ミステリー。

内容(「MARC」データベースより)
広告代理店に勤める辰村には、25年前から隠し続ける、友との秘密があった。それが今…。広告業界を舞台に展開する長篇ミステリー。『週刊文春』連載。


カスタマーレビュー

ストーリーテリングの妙は相変わらずだが...4
稀代のストーリーテラーとしての藤原伊織は健在であり,時間を忘れて読者をひきつけるだけの読み物としての魅力は十分。広告業界の裏事情も知ることができて,非常に面白い小説であることは間違いがない。しかし,この小説の決定的な弱点は,あまりに現実味のない偶然の積み重ねが連続するプロットにある。広告業界の話がかなりリアルなトーンで描かれているのに対し,本筋のシナリオは荒唐無稽という謗りは免れないところであろう。面白く読ませてもらったので,値段のもとは十分に取ったと思うし,エンターテインメントと割り切れば何ら問題はないのかもしれないが,このストーリーはさすがに行き過ぎだろう。ということで星四つ。

しびれました4
ハードボイルドは苦手なのですが、この筆者の描く人物には
なぜか母性本能をくすぐられてしまう。
頑固さ、無鉄砲さ、純粋さ。そしてダメさ加減が絶妙。
登場人物同士の、しっかりかみあった会話のテンポも
すごく心地よかった。こんな会話、少なくとも自分の日常生活には
ありえないな、と思いつつ。

今回の作品は、企業小説としてもじゅうぶん興味深かった。
広告業界の中身が、まるでドキュメンタリーのよう。

テレビドラマ向けの題材ではないでしょうか。
どこかでドラマ化するといいなあ。

「テロリストのパラソル」とあわせて読め!5
舞台は、大手広告代理店。ご本人が勤務先の電通を退職したことで、ようやくその世界を書けるようになったとは、どこかのインタビューで語っていたこと。
営業部に属する副部長・辰村は、無頼とも見える男だが仕事は出来る。彼の部署に飛び込んできたのが18億もの扱いになる大規模な競合案件だった。
しかし、その裏には辰村の過去が密接に関わっていたのだった…。貧しかった大阪での少年時代と当時密接につきあった友人たち。その影に潜んでいた悲惨な事件。人間の業とも呼べそうな過去と広告という現代的なビジネスが絡み合ってストーリーは進む。
江戸川乱歩賞受賞作「テロリストのパラソル」の登場人物も姿をあらわし、濃密な世界が描かれる。
全編一挙に読めるくらいの面白さだが、この作家についてはいつも感じるように、エンディングがさりげなさ過ぎるかな。逆に言えば、拍子抜けするような終わり方。もう少し、余韻が楽しめると嬉しいのにね。
しかし、エンターテインメントとしては最上級でしょうね。