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サラン 哀しみを越えて

サラン 哀しみを越えて
By 荒山 徹

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  • Amazon.co.jp ランキング: #463597 / 本
  • 発売日: 2005-05-10
  • 版型: 単行本
  • 260 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
秀吉の半島出兵による戦乱の中、両親をなくした朝鮮の少女「たあ」。しかしその後「たあ」の心の支えとなったのは日本の武将・三木輝景だった。輝景へのサラン(=愛)を抱きながら、「たあ」がたどる数奇な運命は―。愛と憎しみ、そして捨てられぬ「意地」を描いた荒山徹待望の作品集。

内容(「MARC」データベースより)
秀吉の半島出兵による戦乱の中、天涯孤独の朝鮮の少女「たあ」を支えたのは日本の武将・三木輝景だった。中世日本と朝鮮半島の関係を新視点で描く6作を収録。『オール読物』掲載を単行本化。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
荒山 徹
1961年富山県生まれ。上智大学卒業後、新聞・出版社勤務を経て韓国に留学、朝鮮半島の歴史・文化を学ぶ。1999年「高麗秘帖」でデビュー、書評家諸氏の絶賛を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

星は3つにしましたが3
 この作品を評するのはなかなか難儀でアリマス。
6つある短編のうち、5つまでは柳生の「や」の字も、
妖術の「よ」の字も見当たらない、なんというか、
「韓流ブームに乗ってみました」と言ってみても通じなくもない代物
(勿論、荒山先生の朝鮮力はそういう次元の問題ではないわけですが)
であり、なんというか扱いに困るわけなのですよ。

 荒山先生の評判(それがどういうものであるか言うまでもない)に
惹かれてやってきた読者が読むには、一番適していない本、
それがこの「サラン」であります。
古典的言い回しをすれば「素人にはお勧めできない」で砂。

 ただ、この作品には、今回☆3つをつけましたが、
実はそういう点数を越えたパラメータを抱えていることを
どうかご深慮頂きたいのであります。

 それは、上で述べた"5つ"の外である表題作「サラン」の
ことなのであります。

 尤も、「サラン」とて、
柳生の「や」の字もなければ、妖術の「よ」の字もないのは
他の5作と同じでアリマス。
ただ、しかし、それでも、なのでアリマス。
どうか最後まで読み進めた上で、読後の残り香を味わって頂きたい。
ほら、どこかでかいだことのあるにおいが し な い か ?

 この作品に号を与えよというならば、
当方は迷わず「べヘリット型」と名づける所存でアリマス。
そして、更にこの言葉も贈るものであります。

 運命が人知を超越し人の子を弄ぶが理なら、
 人の子が魔をもって運命に対峙するは因果
  byボイド