輪違屋糸里 上
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #347145 / 本
- 発売日: 2004-05-27
- 版型: 単行本
- 304 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
島原の芸妓・糸里は土方歳三に密かに思いを寄せていた。 二人の仲を裂こうとする芹沢鴨には、近藤派の粛清の白刃が迫りつつあった……
内容(「BOOK」データベースより)
運命の糸に操られた男と女、京の闇に死の衣をまとう者たちがさまよう。浅田版新選組。
内容(「MARC」データベースより)
島原の芸妓・糸里は土方歳三に密かに思いを寄せていた。二人の仲を裂こうとする芹沢鴨には、近藤派の粛清の夜が迫りつつあった…。浅田版新選組異聞。芹沢鴨暗殺を描いた話題作!
カスタマーレビュー
傑作
参った。
「壬生義士伝」の泣かせっぷりにはいたく感動したが、これは更に読み物として上回る傑作。全ての登場人物に愛を与え命を吹きこみ、史実からここまで引き出すその筆力にただ脱帽。
号泣とまではいかぬが、読むほどに心に染入る刹那さ。「だあれもうらむのやぁない。」という台詞を思い出す度、胸が締め付けられる。一言一句逃さず読んで欲しい一冊だ。
待ってました!!
「壬生義士伝」を見てから、是非それ以前も見てみたいと思っていた私にとっては最高です!やはり浅田版新選組はしっくりきます。特に、斎藤さんと沖田さんの偏屈さ加減は随一ですね。(でも前作に比べて、まだ若い為か大人しい気もします。)
内容的には、関係者の女性達の目を通した新撰組といったところでしょうか。
こんなにもキャラの立場に即した発言が描かれている作品なんて、珍しいと思います。お蔭で、どれが真実なのか分からなくなってきますが。
それ位、同じ内容に対しそれぞれが別々のことを言うんです。
人間描写が上手いと思います。非常に。
是非是非!特に女性にお勧めです。
浅田版「藪の中」と思いきや・・・・・。
非常に多くの語り手がいて、てんでに少しずつ違う見解をしゃべっている。どれ一つとして的はずれではなく、かつどんぴしゃの正解ではない。叙述的な地の文(客観的な正解を書く部分)が非常に少ない構成でありながら読者が破綻しない。これが浅田次郎の力量ということだろうか。なんだか芥川龍之介の藪の中のようだと思って読み進めていくと、芹沢鴨殺害に向かって流れが急速に集約されていく。さてこのクライマックスの語り手はというと・・・・・。書いてしまうとネタバレなので伏せるが、私にとっては意外な人物であった。壬生義士伝も読み返すと巧いと思ったが、初読では感動が先に来た。今回は「巧い」が先に来たという印象。壬生義士伝とは、題材こそ近いがやはり別物。でも自信を持って人に勧められる本といえる。





