商品の詳細
空中ブランコ

空中ブランコ
By 奥田 英朗

価格: ¥ 1,300 1500円以上は送料無料 詳細

発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp

74 新品/中古商品価格 ¥ 1

おすすめ度:

商品の詳細

  • Amazon.co.jp ランキング: #54012 / 本
  • 発売日: 2004-04-24
  • 版型: 単行本
  • 265 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
傑作『イン・ザ・プール』から二年。伊良部ふたたび!
ジャンプがうまくいかないサーカス団の団員、先端恐怖症のヤクザ……。精神科医伊良部のもとには今日もおかしな患者たちが訪れる

内容(「BOOK」データベースより)
人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ、ノーコン病のプロ野球選手。困り果てた末に病院を訪ねてみれば…。ここはどこ?なんでこうなるの?怪作『イン・ザ・プール』から二年。トンデモ精神科医・伊良部が再び暴れ出す。

内容(「MARC」データベースより)
人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ、ノーコン病のプロ野球選手。困り果てた末に病院を訪ねてみれば…。「イン・ザ・プール」から2年、トンデモ精神科医・伊良部が再び暴れ出す!


カスタマーレビュー

そんなに笑えはしなかったけど4
つまらないことで際限なく悩み、気にしないようにしようと思うほどドツボにハマる。
人が聞いたら鼻で笑うようなことでも、当人にとっては生活に支障が出るほどの大問題。

例えば、パートナーと息が合わないサーカス団員。
尖端恐怖症のヤクザ。
義父のカツラをむしり取りたい衝動を必至にこらえ続ける医者。
ファーストへの送球が出来なくなったプロ野球選手。
同じ人物設定を過去に用いていないか、病的に気にする女性作家。
この作品で、精神科医・伊良部先生を訪ねることになる5人。

彼らのような、華々しい(?)悩みではなくても、こういったものは誰でも一つくらいは持ってるだろう。
破天荒な伊良部先生に振り回される彼ら5人の姿を見ながら、ついつい我が身を振り返る。

簡単に他人に言えることではない。
分かってもらえるとは思えないし、つまんないことだと言われるに決まってる。
何よりその悩みが、「実は自分の中の黒い、醜い、或いは弱い部分に根ざしている」ことに薄々ながら勘付いているから。
そんな自分を見せられない。
自分でも認めたくない。

・・・でも、それは見方や考え方を変えれば霧にように消える類のもの。
誰かとの出会いや、言葉一つで軽くなるもの。
作中の患者達が立ち直るキッカケをつかむたびに、「そうだよ・・・。そうだよな。」と思わず自分にも言い聞かせたくなる。

凹むことがあった時に前を向く為のヒントをもらった気がする、そんな感じの一冊です。

祝直木賞受賞 とにかくおすすめ5
「マドンナ」「イン・ザ・プール」でおしくも直木賞を逃したが、本作品で第131回直木賞を受賞した。まさに直木賞の名に恥じない作品。(前2作で獲ってもおかしくなかったが・・・)

怪作「イン・ザ・プール」の続編。
この作品は、すごく好きな人と、全く受け付けない人の二通りにわかれるとおもうが、私にとっては「ハマッタ」作品である。

とにかく、主人公の精神科医・伊良部のキャラクターがよい。
あるときは主役となり、またある時は脇に回り、とにかくいい味を出している。また、伊良部以外の登場人物も、キャラ立てがしっかりしている。
ひたすら笑わせる小説でありながら、泣かせる(?)ツボをおさえている。

作者の代表作「最悪」「邪魔」とは、全く違った路線の作品でありながら、文章展開のうまさは両群の作品に通じるものであり、本作品ではあらためて作者の才能を痛感させられた。

直木賞をきっかけにこの作品を読まれる方は、もちろんこの作品から読んでもいのだが、できれば「イン・ザ・プール」を先に読んだ方がよりこの作品を楽しめると思う(この作品と遜色のないおもしろさ!!)

最後にうんちくをふたつ。

本作品は、作者が原因不明の腹痛におそわれ、「神経科」に通院した際、2週間ごとの受診が楽しみであった、という実体験を元に書いたそうであり、伊良部のモデルは、同姓のプロ野球選手と、漫画「こまわりくん」キャラを合わせたものだそうである。

安心して読める癒し作品3
精神科医伊良部シリーズ第二段だが、今回も楽しませてもらった
心のトゲを抜き、しこりを取れる本

通院することになる5人の患者は、自分の足場を固める20代を超えて
30代で足止めをくらうという設定に人格としての安心感がベースにある
もう20代のように新鮮な日々ではなく
刷り込まれた日々に心が沸き立たない

ベテランの域に達してきたことで、偽ってきた自分の内面が
仕事に支障をきたす症状となる
手応えのある位置まで昇り詰めてきた仕事に対して
一呼吸できる今これからどう向き合ってゆくか
異なる5人を通じてそれぞれが抱えるジレンマやストレスを
伊良部が又もや奇怪な行動で解決に糸口を差し出す

今回は伊良部の医学部の同級生も出てくることで

大学時代の伊良部を垣間見れるところにシリーズとしての楽しみあり