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秘密

秘密
By 東野 圭吾

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  • Amazon.co.jp ランキング: #144197 / 本
  • 発売日: 1998-09
  • 版型: 単行本
  • 415 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
妻と小学生の娘が事故に。妻の葬儀の夜、意識を取戻した娘の体に宿っていたのは死んだ筈の妻だった……切なさ溢れる長篇ミステリー

内容(「BOOK」データベースより)
究極の謎。妻と娘を失った男におきた奇跡とは。

内容(「MARC」データベースより)
妻と小学生の娘が事故に。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは死んだはずの妻だった。運命は愛する人を二度奪っていく…。切なさ溢れる長篇ミステリー。


カスタマーレビュー

4
確かに結末は残酷かもしれないが、そこに至る経緯なども繊細に描かれていて十分納得できる選択だったのではないだろうか。

それにしても序盤から最後までどうしても不自然に感じてしまったのが、主人公の、娘に対する感情の描写の少なさである。
いくら外見が娘だからといって、事故以来何年も娘の人格(魂)とは接していないわけである。いつか戻るかもしれないと考えていても、あまりに娘のことを気にしていなさ過ぎだ…
どちらに生きていて欲しいのかと苦悩してはいるが、初めから最後まで明らかに「妻」を望んでいるではないか。
そして、娘に対する気持ちの薄さは、父だけでなく母にも感じた。
この点だけもう少し改善していただければ、文句なしに★5つの作品であろう!

これは凄い。。5
涙の無い感動。読了後 呆然。
悲壮感、喪失感、虚無感、孤独感、絶望感。
なんとも形容し難いブルーな感覚に陥りました。
「うわぁ、マジかんべんしてよもう。こんなのって。。」
という気持ちです。
男って、心が弱いからせめて体だけは強くできているのかも。
男にはちょっとつらい。
女性にとってはどうなんでしょう?

自分が主人公の立場だったら耐えられそうにも、
そして立ち直れそうにもないです。
実際読み終わってブルーな気分からしばらく立ち直れませんでした。
終わってからもう1度クライマックス付近を読み返すことでしょう。
そもそも誰が悪いのかと問われたら、
誰も悪くない様な、誰もが少しずつ悪い様な。
最善の選択なのか、仕方無しなのか、ずるさなのか。

そして、ではどうすれば良かったのか、と考えずにはいられません。
ラストで解るタイトル「秘密」の理由。
必読です。

解釈の難しい物語4
少々、解釈の難しい物語だと感じた。この解釈の難しさは、おそらく、妻・直子の心情がいまいち掴みきれないからだと思う。
物語は、常に主人公・平介の視点で進む。平介の妻・直子の決意,苦悩,秘密…読者がこれらを知るのは、常に平介の視点からである。決意に至るまでの妻・直子の心情は、想像を膨らますしかない。妻・直子の心情の汲み取り方によって、この物語の解釈が変わってしまう。そして、妻・直子の心情の汲み取り方が、読了後の後味に繋がる。
「妻・直子の心情をどのように汲み取るか?」それが読み手に課せられた問題なのかもしれない。
良い作品である。是非とも読んで、妻・直子の心情に、思いを馳せていただきたい。