見よ 月が後を追う
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #416615 / 本
- 発売日: 1993-05
- 版型: 単行本
- 502 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
原発で精気を失った海辺の町。いわくつきのオートバイ。若者は送電線を辿って、都会へと出奔する―。光と闇の絶妙のコントラスト。疾走感溢れる文体。究極の小説世界を実現した、待望の書下ろし新作。
カスタマーレビュー
オートバイ小説の最高峰の一つ
オートバイ乗りにとっては、心の底から共感できる言葉がずらり。心が震える作品。オートバイ乗りの人、オートバイには乗らないが身近にいるオートバイ乗りの心情を垣間見たい人、必読。
特上のメルヘン物語です
ささやかな幸せを求めて暮らす人々を否定しながらバイクは生きざまを求めた。動き続けることこそが生きている証であり、生き物の本来の姿と確信している。一時共感を抱いた暴走族も所詮は金になびき体制に取り組まれた輩であり、動かざるものとなるため故郷に向かう途中暴走族に立ち向かった若者と娘に恭順しながらも鬱屈しているバイク。しかし、最期にそれぞれの思いを込めて天高く舞う若者と娘とバイクは極上の幸せを抱きながら月に向かうのであろう。この小説はとても素敵なメルヘンである。
骨董品?いや、走る芸術品の独白
オートバイの独白ですべてが綴られる異色の小説。
最初から最後の1行にいたるまで、すべてが、製造されて50年を過ぎた老齢のオートバイの一人称でかたられる。
彼(といっていいのか)が感ずる世界。
乗り手への愛憎、そして「動く者」のこだわり。
一言一言が、たしかにこの歳のオートバイならそう思うだろうと感ずる言葉の連続。
技巧的にもおもしろいが、ことごとく表現がいい。
バイク乗り、特に古いバイクに愛着を感じる乗り手にはぜひ読んでもらいたい。
深夜、疾走する愛車との「語らい」がさらに深いものになるだろう。
見よ 月が後を追う。




