買い物する脳―驚くべきニューロマーケティングの世界
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #70709 / 本
- 発売日: 2008-11-21
- 版型: 単行本(ソフトカバー)
- 275 ページ
エディターレビュー
内容紹介
お客の本当に買いたいものは
脳に聞け!
・タバコの箱の警告文は逆効果?
・セクシーな広告は意味がない?
・ブランドは神?
のべ2000人以上を対象とした大規模な脳波測定プロジェクトによって、本当に効果のある広告とそうでない広告、人の心をつかむブランドと凡庸なブランドの違いがわかってきた。ニューロマーケティングは、見たもの・触れたものが脳にもたらす効果を測定することによって、消費者自身も知らない好みや心の動きを明らかにするのだ(ミニ・クーパーを見ると人の顔だと感じる!)。
また、神話的なサブリミナル広告、映画やゲームに商品を登場させるプロダクト・プレイスメント、セクシー俳優を起用した広告などの効果についても、最終的な結論を出すにいたっている。
はたして、広告宣伝の海ともいえる現代社会のなかで、わたしたちは本当は何を感じ、何を忘却しているのか。売り手にとっても買い手にとっても興味深い最新のマーケティングの世界を、ブランディングの若きグルが案内する画期的ビジネス書。
内容(「BOOK」データベースより)
旧来のアンケートではつかめなかった消費者の「本心」が2000人以上を対象とした脳波測定プロジェクトで明らかに。広告・宣伝・ブランドのあらゆる神話や通説を覆す話題作。
著者について
リンストローム・カンパニー会長兼CEO、バイオロジー(Buyology)社会長。1970年デンマーク生まれ。11歳で自宅の庭に作った「レゴランド」の広告を新聞に掲載。広告の効果に驚き(レゴ社から商標侵害で訴えると警告された)12歳で広告代理店を開設。会社を売却し、14歳から母親とともに世界中をヨットで旅行。広告専門学校に学んだあと、BBDOインタラクティブ・ヨーロッパに入社。3年後にはBBDOインタラクティブ・アジアを創立し、両社はインターネット時代の大手ソリューション企業に育った。30歳でBTルックスマート社のCOOに就任。その後、ニューロマーケティングに魅せられ、バイオロジー社を設立。
現在では、世界的に称賛を集めるマーケティングのグルとして、レゴ、マクドナルド、ネスレ、アメリカン・エキスプレス、マイクロソフト、ウォルト・ディズニー、グラクソ・スミスクラインなどの経営幹部たちにアドバイスし、世界中で毎年約100万人を相手に講演を行なっている。彼の活動はUSAトゥデイ紙、フォーチュン誌、ワシントン・ポスト紙といった新聞・雑誌や、60ミニッツなど
のテレビ番組でも数多く取り上げられている。前著『五感刺激のブランド戦略』はウォールストリート・ジャーナル紙では「歴代マーケティング書の十指に入る傑作」と絶賛された。彼の著書はこれまで25カ国語に翻訳されている。年間300日以上、世界中を飛び回っている。
カスタマーレビュー
脳科学からマーケティングを考える一冊
原題「buy ology - truth and lies about why we buy」がウィットに富んでいる。しかも、buyologyは著者がCEOを勤める企業の名前にもなっている。
この本では人が商品を認知したり、選択したり、実際に購入したりする際の脳の働きをfMRIやSSTを利用して実際に測定、もしくは、類推している。それによって導き出される仮説(事実なのかどうかは、個人的に、さらに時間と検証が必要だと考え「仮説」という表現を使わせてもらった)は、なかなかマーケターのツボを突くものばかりである。例えば、
・煙草の健康被害を訴えるメッセージは煙草への欲求を強化する
・プロダクトプレイスメントはコンテキストの上でのみ効果がある
・強いブランドと宗教は同じ脳活動を誘発する
・性的表現にはバンパイア効果がある
などなど。また共感や願望を司るミラーニューロンや、一般消費財については、いわゆる「すり込み」が瞬時に大量に情報処理されることで購買が決定するソマティック・マーカーという考え方も興味深い。
脳科学というと脳に電極のイメージがあるが(SSTはヘルメットっぽいので、あながちこのイメージは間違ってない)、それをより科学に、そしてマーケティングに近づけてくれる、悪くない一冊である。
「インパクトがあるのはタイトルだけ」というレビューは正しい
たしかに書名は、魅力的である。近年注目されているニューロ・エコノミクスやニューロ・ファイナンスを連想させるからだ。こうした期待は、あっけなく裏切られる。著者は、世界的に活躍するマーケティング・コンサルタントのようであり、それなりの力量と学識の持ち主であろうが、本書にはたった一つの図解もなく、観察結果について一般化ないしは体系化の試みも全くなされていない。洗練された科学的マーケティング手法の提案を期待する読者は、フラストレーションを抱えたまま、中途で本書を閉じることになるなるだろう。
広告に関わる全ての人たちに。 コミュニケーションを行うすべてのひとたちに。
fMRI等を用いた脳科学の研究を個人の会社の社長が企画し、その成果の一部や、別のグループの成果を紹介。
煙草の箱の「吸い続けていると病気になるよ」は実は喫煙者に対しては何の効果もないどころか、喫煙の誘因因子になっていること、TVで放映されるCMでも広告効果のあるもののとないものの差、商品に触れる時の消費者の反応等といったものについての実験を通して、人が消費を決断するときの状態を脳科学的手法を用いて記述しようとする試みについて述べられている。
広告の効果を「メッセージ性」やら「視聴率」やらだけでは判定はできないが、こういった方法を用いることで、より有効な、少なくとも消費者に忌避されるような広告を作ってしまうことは避けられよう。
広告は消費に限らず、例えば選挙や宗教の勧誘でも、脳科学を通して有効な手法を探ることが出来るし、そしてこういった分野では尚更、どこまで「脳に訴える」メッセージを作ることが出来るのかを検討すべきだろうし、受け取る側もどういった構造があるのかを知って、倫理的に許される範囲をお互いに設定していけるのかという議論を必要としていくだろう。最後はそういった議論に到達しながら、様々な起業が実際に脳科学とマーケティングを合わせて行っている現状を紹介している。
受け取るメッセージとその処理についての脳科学の応用利用の現状とその後を知りたい、考えたい人達にとっての最良の入門書の一つとなるだろう。





