ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #50134 / 本
- 発売日: 2006-09
- 版型: 単行本
- 302 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
人々が真に自分の好みに従って商品を探せるようになったいま、ビジネスと文化は大転換期を迎えている。現代最重要キーワード。
内容(「MARC」データベースより)
「ロングテール」の提唱者である著者が、現象としてのロングテールとそれを取り巻く状況を詳説し、現代の成功企業の実例を多数引いてこれからのビジネスのカギを探求。また、次世代文化の行方を予測する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
アンダーソン,クリス
「ロングテール」という言葉を初めて世に知らしめたワイアード誌の編集長。ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得し、量子力学と科学ジャーナリズムをカリフォルニア大学バークレー校で学ぶ。ロス・アラモス研究所の調査員、アメリカ運輸省のチーフ・サイエンティストの調査アシスタントを経て、ネイチャー誌、サイエンス誌に勤務。その後、英エコノミスト誌に移り、ロンドン、香港、ニューヨークと飛び回り、テクノロジーからビジネスまでの幅広い領域を取材する。2001年にワイアード誌編集長に就任すると、以来同誌を五度「全米雑誌賞」のノミネートに導き、2005年度には「最優秀賞(General Excellence)」を獲得。同年には、アドバタイジング・エイジ誌の「エディター・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた。現在はバークレーに妻と四人の子どもとともに住んでいる
篠森 ゆりこ
翻訳家。石川県金沢市生まれ。出版社勤務を経て渡米、ミルズカレッジ英米文学修士課程修了。専門はアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
ロングテールの本質
言葉自体は、昨年からウェブで話題になっていましたが、本を読んですっきりしました。
ロングテールの本質は、アグリゲーターによるコストの外部転嫁です。
google, Amazon , ITMS , ネットフリックス(DVDレンタル),ラプソディ(音楽配信)といった
事例を通じて、アグリゲーターの戦術も定式化されています。
それは、
・ヘッド(売れてる2割)からテール(売れてない8割)まで、集積する。
・人気ランキングやレコメンデーションなど、お客が好みのものを探しやすい環境を整える。
・コスト(コンテンツの制作コスト、物販ならば配送コストも)は、会社の外部に転嫁する。
わかりやすく言い換えると、
・いかに早く、安くかき集めるか。
・いかに顧客の好みのものを早く、多く見せるか。
・物販の場合は、いかに早く、安く届けるかも加わります。
ということになります。
まとめとして、
○ これまでと変わらない点は、
・消費者の1日は24時間しかないため、全人類の注目量には限界があるということ。
・売れっ子クリエーターか、アグリゲーター(集積者)しか儲からないということ。
○ これまでと変わる点としては、
・テールの部分にも光があたる可能性が高まったがゆえに、見切りをつけられない
クリエーターが生涯テールでいつづけるリスクが高まること。
だと思いました。読みやすく、鋭い洞察がおすすめの1冊です。
ちょっと長いような
ロングテール理論についてさまざま事例を交えながら、詳細を説明していてスムーズにこの理論を理解できました。
しかし、本書で取り上げられている事例が似たりよったりしている箇所があり、すこしクドイ感じもあります。もっとページ数は抑えてもいいような気がしました。
あとは、訳し方も少し読みにくいです。
例えば、(本書P77からの引用)
「・・・ほとんどをニュートリノ---ティッシュを貫通する弾丸みたいに星を通り抜けていく原子未満の質量の小さい粒子---として放出すると・・・」
のように難しい語句・専門性が高い語句には注釈がついているんですが、この注釈によりとても本が読みにくかった気がします。
「ロングテール」現象を読み解いた本
著者はwired誌の編集長で本書のタイトルでもある「ロングテール」という用語を
初めて使用した人物です。そのロングテールですが、最近は時折新聞などでも関連記事を
見かけるようになりましたが、本書を読むことでインターネットを利用したサイトに
単にニッチで売れない膨大な商品を集めた結果、それらの商品が売り易くなった、
という意味合い以上に、個々人の嗜好に基づいた論理での情報・供給システムである
という理解を得ることができると思います。
本書の残念なところはロングテール社会により描き出された将来像が良い面だけを
見過ぎていて現実的では無さそうなこと、また、著者がテレビというメディアを
敵対視している(と思われる)が故に若干偏った意見が多い印象を受けてしまうことです。
以上の若干のマイナス部分を考慮しても、インターネットサイトを中心にあらゆる
側面から現在進行しているロングテール化の概念とそれにより作り出される近未来を
思考するには良い材料ではないでしょうか。





