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エデンの東 新訳版 (2)  (ハヤカワepi文庫)

エデンの東 新訳版 (2) (ハヤカワepi文庫)
By ジョン・スタインベック

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  • 発売日: 2008-01-24
  • 版型: 文庫
  • 344 ページ

エディターレビュー

内容紹介
【新訳版】世界文学史上最高の悪女が本性を現す、大河家族小説の第二部。解説/巽孝之(慶應大学教授)。

謎の美女キャシーと結婚したアダムは、厳しい大自然の営みが繰り返されるカリフォルニアのサリーナスに入植した。父の遺産で肥沃な農園を買い上げ、この地に妻と子供のために永遠の楽園を創ろうと決意したのだ。だが、アダムを手助けする農夫にして天才発明家のサミュエルは、キャシーの冷たい眼差しに得体の知れない邪悪の影を見いだすのだった。全4巻。

内容(「BOOK」データベースより)
謎の美女キャシーと結婚したアダムは、厳しい大自然の営みが繰り返されるカリフォルニアのサリーナスに入植した。父の遺産で肥沃な農園を買い上げ、この地に妻と子供のために永遠の楽園を創ろうと決意したのだ。だが、アダムを手助けする農夫にして天才発明家のサミュエルは、キャシーの冷たい眼差しに得体の知れない邪悪の影を見いだすのだった―世界文学史上最高の悪情が本性を現す、大河家族小説の第二部。

著者について
作家、脚本家。1902年、本書の舞台カリフォルニア州サリーナスに生まれる。スタンフォード大学在学中から小説家を目指し、35年の『トティーヤ平』で一躍脚光を浴びると、『ハツカネズミと人間』など次々と問題作を発表した。ユートピアを求め西部へと移住する労働者家族を描き、ピュリッツァー賞を獲得した『怒りの葡萄』は一部の州で発禁となるなど賛否の激論を呼び、空前の大ベストセラーを記録。52年発表の本書では、自らの一族の歴史を下敷きに、父と子の葛藤のドラマを壮大なスケールで描き上げ、著者の文学的名声を確固たるものとした。本書第四部をベースとしたエリア・カザン監督、ジェームズ・ディーン主演映画も傑作として名高い。62年には長年の功績に対しノーベル文学賞が授与された。68年没。


カスタマーレビュー

キャシー登場。4
作中で中国人リーは語る、アメリカ人は腰の落ち着かない人々の子孫です。神経過敏な人、犯罪者、口論好き、喧嘩好きの子孫です。でも、同時に勇敢で、独立心が強く、寛大な人々の子孫であります。祖先がそういう人でなかったら、旧世界の猫の額ほどの土地にしがみつき栄養不良の土地をたがやかしながら、餓死していたことでしょう。
サミュエル・ハミルトンとサイラス・トラスクはそのアメリカの光と影を象徴するように第一部で登場するが、この第二部ではサイラス・トラスクの息子アダムがサリーナスに入植し、そこでサミュエル・ハミルトンそして妻となる悪女キャシーと出会う。作品は一気に面白い展開を見せ、息もつかせぬ展開となる。
サミュエル・ハミルトンとの登場シーンはみずみずしく楽しく、豪快に、キャシーの出現では、一転、怪奇ミステリー小説を読んでいるかのように場面場面で、めまぐるしくトーンが変化していく。驚くのは、そのような変化をいとも軽々しく成し遂げていく作者の文筆家としての力量であろう。
サミュエル・ハミルトン、そして中国人召使リーに肩入れしながら、一気に話に引き込まれた第二部であった。