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天地人〈上〉天の巻

天地人〈上〉天の巻
By 火坂 雅志

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  • 発売日: 2008-11
  • 版型: 単行本
  • 292 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
上杉謙信の義の心を受け継ぎ、兜の前立てに愛の一文字を掲げ、戦国の世を駆け抜けた上杉家知謀の執政・直江兼続。豊臣秀吉を魅了し、徳川家康を畏怖させた傑物。その苦闘と栄光の生涯。第13回中山義秀文学賞受賞。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
火坂 雅志
1956年、新潟県生まれ。早稲田大学商学部卒。1988年、『花月祕拳行』(講談社)で作家デビュー。新史料をもとに描く旺盛な作家活動には定評があり、時代小説界に新風を巻き起こしてきた。『天地人』で第13回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

ドラマ化するにはあまりに稚拙1
今年の大河ドラマの原作ということで読みましたが、正直何故この作品が大河に選ばれたのか不思議でなりません。
小説の主役に選ぶくらいなので、作者も何かしら直江兼続という人間に思い入れがあるかと思うのですが、それが全く伝わって来ませんでした。そもそも、兼続に限らず登場人物たちの人物描写・心理描写が不足している感があり、生々しさに欠けています。そのため、本の内容にいまいち入り込むことができず、読み終わった後も「・・・それで?」という感じで読後感が残りませんでした。

大河ドラマといえば歴史だけでなく人間ドラマとしても濃い要素が求められるはずですが、原作がこれでドラマが今後やっていけるのか不安です。

評価できるのは文字が大きくて行間が開いているので目に優しいことくらいでしょうか。
同じ直江兼続を扱った作品なら、藤沢周平氏の『密謀』の方がよほど魅力的な兼続
が読めるかと思います。

「愛」が泣いている1
大河ドラマが直江兼続を取り上げるというので楽しみに原作を読んだ。
そして愕然とした。
小説であるからには架空の人物を登場させたり、作家のオリジナルエピソードが盛り込まれていても、それが構成上必要であるならばある程度は仕方がないのかもしれない。
ただし、それはあくまでも物語や登場人物の演出上必至であるか、物語性を高めるものでなければならないだろう。物語のテーマや本質、史実を歪ませるものであってはならない。
その点でこの原作は首をかしげることが多々あった。

文章も然り。
冒頭から教科書を読んでいるかのごとく物語に引き込まれないことに苦慮して読み進めた。
人間が描けていない上に、時折出てくる注釈めいた文章が物語を興ざめさせる効果をもたらし、学生の習作を読まされている気分だった。
直江兼続に着眼するのはよかったが、作家の力が未熟過ぎたということか。

直江兼続の名誉のために、NHKのスタッフが原作とどっこいの大河ドラマを制作しないことを心から祈ってやまない。

ラノベ時代劇1
本格的な歴史小説かと思ったら、原作がこの出来とは・・・。

ドラマもおもろないと思ったら、原作からそうだったし、時代小説の姿をしたラノベと行った方が早い出来。