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裂果 ~趙襄子伝

裂果 ~趙襄子伝
By 塚本 青史

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  • Amazon.co.jp ランキング: #165339 / 本
  • 発売日: 2004-02-27
  • 版型: 単行本
  • 385 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
春秋末期、爛熟した果実のごとき晋は、趙・魏・韓に分裂する。彼らに滅ぼされた知氏の恩義に、どこまでも報いようとする壮士がいた。「士は己を知る者のために死す」刺客・予譲は、ただそれだけのために趙襄子を付け狙ったのだろうか?思想集団・冥家をめぐる謎と、孔子が衛国にかかわる因縁を織り交ぜて活写する、大歴史ロマン。

内容(「MARC」データベースより)
春秋末期、爛熟した果実のごとき晋は、趙・魏・韓に分裂する。思想集団・冥家をめぐる謎と、孔子が衛国にかかわる因縁を織り交ぜて活写する、書き下ろし大歴史ロマン。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
塚本 青史
1949年、倉敷市生まれ。同志社大学卒業。日本写真印刷(株)勤務のかたわらイラストレーターとしても活躍後、’96年『霍去病』(河出書房新社)を発表して注目を浴びる。現在、塚本邦雄選歌誌『玲瓏』の発行人も兼務している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

趙襄子伝4
 時代は春秋時代末期。主役は晋の趙襄子です。
 趙襄子は、卑賤な妾腹の子でありながら、占いで彼を当主にすべしとされたため、父趙簡子が長子を廃嫡してまで趙家の後継ぎに立てた子。そして、その期待に見事に応え、戦国の七雄としての趙家の地盤を築いた人です。
 この作品は、時代が『斗宿星』とかぶっており、共通の登場人物も出てきますので、合わせて読むのもお勧めです。孔門一派の動きも含めて、春秋末期の各国の関係がよりわかるのは『斗宿星』の方ですね。逆に、ストーリーとしては趙襄子に焦点をしぼり、趙家の子弟全員を集めての宝探しレースなどのオリジナルエピソードを加えている『裂果』の方が面白いです。ただ、一つ残念だったのは、終盤の知氏殲滅の場面がいまいち盛り上がりにかけること。同じ場面を題材とした作品として、狩野あざみの「卜筮」(『博浪沙異聞』に収録)があるので、劇的な展開が好きな方は、こちらの方が面白く感じるかもしれません。
 それにしても、塚本氏はどうしても孔子と顔回が男色関係にあったという形にしたいらしいですね。いくら顔回がきれいで孔子の愛弟子だったとはいえ、それはどうかと思うのは私だけだろうか。