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身体感覚を取り戻す―腰・ハラ文化の再生 (NHKブックス)

身体感覚を取り戻す―腰・ハラ文化の再生 (NHKブックス)
By 斎藤 孝

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  • Amazon.co.jp ランキング: #5247 / 本
  • 発売日: 2000-08
  • 版型: 単行本
  • 248 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
「ムカツク、キレる」が横行する現代日本。生きる構えを見失った日本人の姿から、日本の20世紀を、身体をなおざりにした100年と総括する。身体文化の中心軸としての腰・ハラ文化に着目し、行動プログラムとしての「型」と身体の精妙な動作規範としての「技」の再生を提唱する。失われつつある身体感覚をいかに取り戻し、21世紀の身体はどうあるべきかを論じる。教育学の俊英による注目の書。

内容(「MARC」データベースより)
「ムカツク、キレる」が横行するのは身体をなおざりにした事が原因の一つ。身体文化の中心軸としての腰・ハラ文化に着目し、行動プログラムとしての「型」と身体の精妙な動作規範としての「技」の再生を提唱。〈ソフトカバー〉


カスタマーレビュー

渾身の最高傑作!!!5
筆者は本当に多くの著作を次々に出され、その多くが現代の病巣(主に教育問題)を抉り出し、解決策の一端を提言するものであるが、この書で語っている事は最も重要な事の一つであるといってよい

現代社会においての多様な問題を考えるとき、その多くは現実に生きている感覚の欠如にあるのではないか
地に足が着いていない、ハラがすわっていない身体・・・なんとなく生きているなんとも居心地の悪い感覚こそその病巣の根源ではないだろうか

本書は身体感覚というコンセプトを用いて、いわゆる昔の日本人が有していた身体文化、そして腰、ハラといった身体感覚が現代では衰えきっていることを述べた上で、再びその感覚を取り戻すべきであると提言している

これは現在の脳教育ブームにも一石を投じていると思う。右脳が大事だからといって右脳だけを開発するのでは人間としてアンバランスなように、脳だけに着目するのでは片手落ちなのである。やはり脳も人間の身体の一部と捉え、身体面の特に身体感覚を磨くことが、ひいては全脳教育に大きく貢献することになるという真実をもっと広く知り、実践する必要があるように思う。

本書は人が生きていくこと、また人を育てる上で見落としがちになってしまう部分について気づかせてくれる筆者”渾身”の最高傑作である

齋藤さんの真骨頂!4
いろいろな領域で執筆活動を繰り広げている齋藤さんですが、
彼の真骨頂は「身体論」。
そのエッセンスが詰まった本です。

本書では日本の伝統的な身体文化である
「腰ハラ文化」を見直すことで、日本人の
「中心感覚」を取り戻すことを提案しています。

私は今まで自分の(あるいは日本人の)身体について
深く考えたことがなかったので、齋藤さんの理論を知り、
目から鱗が落ちる思いでした。

「こころの時代」と言われる昨今ですが、
人間の心理面だけを見るのではなく、
身心両面からさまざまな問題を考えて
いくことが重要なのでしょうね。

こころは形にあらわれる4
こころはこころであって、それは目に見えないものだから、かたちを持ったものとは別物…と思っていましたが。
このごろ、「こころは形にあらわれる」ということをつくづくと感じます。
この本を読み、そのことと改めて向き合うことが出来ました。

自分自身だけでなく、時代も含め、「浮き足立った」場面が多いと感じている昨今ですが、この本に掲載されている、たった数十年前の日本の人たちの写真を見るだけでも、いかに「腰が据わり」「地に足が着いて」いるかを目の当たりにしました。そして、こんなに短期間でどうしてこれ程変わってしまったのかと驚くことしきりです。

「頑張る」って、肩に力を入れるんじゃなく、「踏ん張る」ことにして、地に足つけてしっかりやって行くぞ、とつくづく思いまし