愛について語るときに我々の語ること (村上春樹翻訳ライブラリー)
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商品の説明
In his second collection of stories, as in his first, Carver's characters are peripheral people--people without education, insight or prospects, people too unimaginative to even give up. Carver celebrates these men and women.
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #84743 / 本
- 発売日: 2006-07
- 版型: 新書
- 301 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
その鮮やかにして大胆な文学表現で、作家カーヴァーの文学的アイデンティティをくっきりと刻印し、八〇年代アメリカの文学シーンにカルト的とも言える影響を及ぼした、転換期の傑作短篇集。
内容(「BOOK」データベースより)
アグレッシヴな小説作法とミステリアスなタイトリングで、作家カーヴァーの文学的アイデンティティを深く刻印する本書は、八〇年代アメリカ文学にカルト的ともいえる影響を及ぼした。転換期の生々しい息づかいを伝える、鮮やかにして大胆な短篇集。
内容(「MARC」データベースより)
アグレッシヴな小説作法とミステリアスなタイトリングで、作家カーヴァーの文学的アイデンティティを深く刻印し、1980年代アメリカ文学にカルト的ともいえる影響を及ぼした、鮮やかにして大胆な短篇集。
カスタマーレビュー
ライト読者からの感想
あまりガッツリと本を読むタイプではないのですが、村上春樹が訳したということで購入してみました。何かを失くした人や壊してしまった人たちのワンシーンを切り取ったという感じです。ヤマもオチも無い話が多いですが、淡々と進み、読み終わった跡にインクの染みのように喪失感が滲んできます。短編集なので読みたい時にサッとよんで浸たれるのが良かったです。長編は買ってから読み始めるまでに結構な気力を使ってしまうタイプなので・・・。同作者の「ささやかだけれど、役にたつこと」も良い本でした。
愛について語るときに我々の語ること
約25頁。たったそれだけの短い文章の中に、誰もが辿り着けるようで辿り着けない本物の愛の意味が存在していました。
二組の若い夫婦が家で、ジンを酌み合いながら互いの恋愛、結婚経験を語りあいます。ある種劇的なその互いの話の中で最期に登場する、ある老夫婦の出来事。その愛の深さは、普遍的であり、恒常的できであり、この世における真実が何気ない日常の中で誰にも気づかれずひっそりと存在しています。この尊さは、誰にでも到達できるものではありません。その日常に埋もれる尊さを、刃のような洞察力で切り抜き、しかしさわやかさで流してしまう作者の才能に感動しました。
お風呂の中でこの短編を読みながら、沸き上がるしぶきのような自分の涙に驚きました。まるで、私の心がカーヴァーの刃によって、さわやかに切り取られたようでした。
忘れられない経験を、カーヴァーによってさせられました。
原書で読むべき作家
カーヴァーが多くの現代アメリカ作家に少なくない影響を与えた人だと、知識では知っていました。
でも、同じ作者の別な作品の邦訳を以前読んだのですが、確かにいいけど、何がそれほど素晴らしいのかよく分からなかったというのが正直な感想でした。
しかしこの本を読んで納得。お手本(という言い方をノンネイティブがして適切かどうかはともかく)にしたいような英文です。
簡潔で、難しい単語もないのに、非常に洗練された印象を受けました。
本書は「愛」を主題にした短編集です。
159ページの中に17話。ひとつの話は数ページから、長くても数十ページ。多くがワンシーンのみで、登場人物も数名です。
彼らの日常の一こまを切り取って、簡潔に描写しているだけなのですが、登場人物の心情や背景が鮮やかに浮かび上がってきます。
表題作は二組の夫婦がお酒を飲みながら愛についての様々なエピソードを披露する話。
この話と、第一話Why Don't You Dance?(なんだかやけくそになった中年男性が自宅の家具をガレージセールしてしまう話)が個人的には気に入りました。
英文は難しくないです。
洋書にいまいち自信のない人でも、チャレンジする価値のある本だと思います。
「何を言わんとしているのか」などと考えず、書いてあることを素直に読んでいけばよいと思います。




