水と水とが出会うところ/ウルトラマリン The complete works of Raymond Carver(5)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #253606 / 本
- 発売日: 1997-09
- 版型: 単行本
- 558 ページ
カスタマーレビュー
「詩」が苦手な人も楽しめる詩集
村上春樹さんや江国香織さんなど、日本人作家にも多くの読者を持つレイモンド・カーヴァーの全集。5冊目となる今作には、カーヴァー後期の詩集である『水と水の出会うところ』『ウルトラマリン』の2作品が収められています。
レイモンド・カーヴァーの詩は、この全集の翻訳を手がけている村上春樹さんも言っている通り、全体を通して深いテーマをたいへんシンプルな文体で綴っているので、ふだん詩に対して苦手意識を持っているような人でも、短編小説のような感覚で楽しめるのではないでしょうか。
鍵がかかってしまって、うちの中にはいれない
この詩集に収められた「鍵がかかってしまって、うちの中にはいれない」を読んだとき、世界の像が一瞬ぶれて歪んだ。そうして再び見る世界は何かが違っている。そんなことを思いました。
村上春樹さんもおっしゃっているように、こんなにシンプルな言葉でこれだけ言葉にならないことを表現できるのは驚異です。 ほかには「ポプラ」や「ハッピネス」もいいですね。もしも1冊をのぞいて他の詩集をすべて焼き捨てなければならないとしたら、候補に挙がるのは 宮沢賢治の「春と修羅」、谷川俊太郎の「空に小鳥がいなくなった日」、そしてこの詩集ですが、多分この本を選ぶと思います。(翻訳なのに)
最後に、カーヴァーを村上春樹さんの訳で読める至福にも感謝。
ものすごく好きです。
美しく編み上げられた感性とシンプルな文体が素晴しい。
何度読み返しても、変わらずにこの本の空気を感じたくなり、
繰り返し手にとってしまう作品です。
あたたかであるとともに、辛辣に人間模様も描かれている。
だいすきです。おすすめ!!





