秘本三国志〈4〉 (中公文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #430318 / 本
- 発売日: 2009-07
- 版型: 文庫
- 330 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
天下を制するのは、すでに曹操と袁紹に絞られた。曹操のもとに亡命していた劉備は、曹操との密約に従い、袁紹陣営に走る。官渡の戦いで袁紹軍に勝利した曹操。一方、荊州に拠った劉備は、権謀術数の士を求め、「三顧の礼」をもって、軍師に諸葛孔明を迎える。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
陳 舜臣
1924(大正13)年神戸に生まれる。大阪外語大学印度語部卒業。同校西南亜細亜語研究所助手を勤めるが終戦によって辞職し、家業の貿易に従事。1961年『枯草の根』により江戸川乱歩賞を受賞し作家生活に入る。69年『青玉獅子香炉』により直木賞、70年『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』により日本推理作家協会賞などなど。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
三顧の礼…って、陳さん手抜きすぎ!?
1982年8月文春文庫から出版されたものの新訂中公文庫版。初め手に取ったときオビに『「三顧の礼」をもって、劉備は諸葛孔明を得た。』と書かれていたので、おお、早速感動の場面に出会えると思っていたら、なんと後半2ページ弱、しかも実際の三顧の礼の様子はほとんどといっていいほど書かれていない。「これが有名な三顧の礼である」だけじゃ、初心者はなぜ諸葛亮は会おうとしなかったのか、また劉備はなぜ会えなかったのかが解からない。そのくらい、今回は劉備側の動きがほとんど記されていない。劉備が造反したのが今までの劉備像を壊してくれて楽しかったりする。主に袁紹・袁術の対立が詳細に述べられているのは稀代ものである。また孫策の暴れん坊が亡くなり孫権が立つ。曹操は烏垣族を蹴散らす。1〜3巻まではほとんど無かったのであるが地図がかなり多く詳しく載せられているので情勢を把握するのにとても良かったと思う。ひとつ気にかかったのは五斗米道は「今を生きるにはどうしたら良いか」ということに思考が集中しているのに対して、仏教は「死後の世界観、また死に対する姿勢」があるという違いに関して陳氏の得意分野が吐露されているのに深く感銘を受けた。




