密事〈下〉 (中公文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #492315 / 本
- 発売日: 2006-02
- 版型: 文庫
- 401 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
浄人のミステリアスな魅力に惹かれ、逢瀬を重ねるたび深みにはまっていく弥生。男性作家が渾身の力をこめて女心に迫った恋愛長編。〈解説対談〉?樹のぶ子
内容(「BOOK」データベースより)
浄人の中に棲む魔物の存在に気付きながら、逢瀬を重ねるたび深みにはまっていく弥生。年下の恋人との間にはついにふさぎきれない溝が―。一方、取材を進めるなかで、スキャンダルに彩られた佐和の過去も次第に明らかになっていく。世代を超えて愛に生きる女たちの物語。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
藤田 宜永
1950年、福井県生まれ。早稲田大学中退。パリのエール・フランス勤務を経て帰国、作家活動に入る。86年に『野望のラビリンス』で小説デビューの後、ミステリー、ハードボイルドの作品を次つぎに発表し、95年『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞受賞。その後『樹下の想い』で恋愛小説に新境地を拓き、99年『求愛』で島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
大人の恋の物語
恋に大人も子供もないのかもしれない。人を好きになるのに差はないし、恋に「墜ちる」ことは同じ。
人を好きになればなるほど不安になり、その不安を消したいから言葉や物や将来の約束といった「確かなもの」を欲しがるのは当然のこと。
だけど、いくつもの恋を経験した45歳の主人公はもはやそういったものは求めない。恋は生きものであり、静かに生まれ燃え上がり、だけどいつか必ず終わることだということを十分知り尽くしているから。だから求めるものは2人で過ごす時間であり、お互いの「心」だけである。
読み終えて、特別感動するわけでもなく、涙を流すわけでもない。静かに本を閉じ窓辺に立って外を見た。
結果がどうであれ、こんな恋ができるなら、こんな人生もいいかもしれない。結局、本人がどう考え、どう納得するか。
大人の男女に、時間の空いた時に一度読んでみてもらいたい本である。




