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死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)

死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)
By エリザベス キューブラー・ロス

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One of the most important psychological studies of the late twentieth century, On Death and Dying grew out of Dr. Elisabeth Kübler-Ross's famous interdisciplinary seminar on death, life, and transition. In this remarkable book, Dr. Kübler-Ross first explored the now-famous five stages of death: denial and isolation, anger, bargaining, depression, and acceptance. Through sample interviews and conversations, she gives the reader a better understanding of how imminent death affects the patient, the professionals who serve that patient, and the patient's family, bringing hope to all who are involved.


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  • Amazon.co.jp ランキング: #2266 / 本
  • 発売日: 2001-01
  • 版型: 文庫
  • 468 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
死とは、長い過程であって特定の瞬間ではない―人生の最終段階と、それにともなう不安・恐怖・希望…二百人への直接面接取材で得た“死に至る”人間の心の動きを研究した画期的な書。

内容(「MARC」データベースより)
末期患者を会話へと誘い、病院における患者管理の長所と欠点を彼らから学ぶ。69年に出版されて以来、全世界で広く読みつがれてきた、ターミナルケアのための「聖書」をフレッシュな名訳でよみがえらせた改訂版。

About the Author
Elisabeth Kubler-Ross, M.D. is a medical doctor, psychiatrist, internationally renowned thanalogist, and a best-selling author. Her other books include Living With Death and Dying, Questions and Answers On Death, and On Children and Death. She currently lives in Virginia.


カスタマーレビュー

人生を考える20世紀の古典5
著者はスイス生まれの心理学者。アメリカへ渡り、200人の末期ガン患者に直接面談し、彼らが死にいたるまでに、「否認と孤立」「怒り」「取り引き」「抑鬱」「受容」の5段階の心の動きがあることを発見した。何人も死を恐れているのだが、なかんずく、「病気を治療する」ことのみを教育された医者そのものが死を直視しようとせず、治る見込みのなくなった患者をいかに孤独のうちに死に追いやっているかを鋭く指摘する。尊厳死とかホスピスの出発点となった本であり、それらの著作のある日本の山崎章郎氏や柳田邦男氏にも大きな影響を与えた。レイチェル・カーソンの「沈黙の春」が環境保護運動の出発点となったように、この本は尊厳死の古典となるにちがいない。

“死”について考える機会4
 生きて生活する我々の世界にとって、“死”とは忌むべきもの、絶対に直視したくないもの、全ての“消滅”に過ぎないもの、という固定観念は今も根強く健在します。
 ロス医師は1965(S40)から末期患者へのインタビュー・セミナーをされたということですが、現在においても“死”は人目につかないところへ避けられ、目を向けられず、“縁起が悪いだけのもの”とされています。
 しかもそれが、心身を治療すべき医療現場においてでさえ、“死=失敗作品”という歴然とした烙印を押されているように思えてなりません。
 1965年頃という随分前の時代であること、そこが日本と違った価値観を持つアメリカであること、抜粋されたインタビューがかなり“理性的”な人達に絞られていること、彼等は全員、幼い頃から“キリスト教(会)教育”を施されていること、それに伴い病院には当たり前に“牧師”が居るということ等‥現代の日本に住み、特に信仰や神を持たず、また別に理性的でもないフツーの私たちが、果たしてこれらのインタビューをどの様に受け入れるのか‥きっと、読む人の感性によって随分左右されるのでしょうね。
 私は、この本を読むのに随分エネルギーを要しました。何か胃の辺りが調子悪くなって‥無意識に、自分も患者になって行く様な気分になってしまったからかも知れません。
 でも生きている我々にとって、“死”から逃避することは不可能です。ですから必要以上に避けようとしたり、逆に恐れ過ぎる必要はないのではないか?‥と感じさせられました。
 柔軟な思考を持つ若い方々、逆に身内にご不幸が訪れ始めた世代の方たちにも、是非一読して頂きたいと思える一冊です。

人生の終末を選べるのなら…5
私がこの本に出会ったのは、わずか13才の時。精神科に看護婦として勤める母が愛読していた事で、タイトルのインパクトから好奇心をくすぐられて読んだのが最初だった。13才の私にはどう読んでも「死」への恐怖が強調されているようで(怖かった…)と印象に残っていた。そして今、32才になり、友人・我が子を見送り、いずれは母・そして私にも必ず訪れる「死ぬ瞬間」をいかに迎えるのか?そのために日々をどう生きて行くのか?皆が恐れてやまない「死への恐怖」のメカニズムを、精神科医である著者が見事に解き明かしてくれている。13才のあの時、読んでいて良かったとも思える。トピックが「死」であるからといって、子供には…などど思わず、直面する現実を親子で考える時間のきっかけにさえなる。良書とはこういうものであり、これはそう呼ぶに相応しい1冊だと確信する。