秩父宮―昭和天皇弟宮の生涯 (中公文庫)
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商品の詳細
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- 発売日: 2000-10
- 版型: 文庫
- 718 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
幼年期には昭和天皇と共に育ち、英国生活を経て、陸軍の軍人としての道を歩んだ秩父宮雍仁親王。二・二六事件での「黒幕」説を綿密な取材によって明確に断ち切り、そして、日米開戦時の反英米潮流にどう抗したのか、皇室と国民との関係を模索した戦後の姿などを追って、悲劇の皇族を等身大に描いた名著。
カスタマーレビュー
「昭和史」を真摯にとらえるための必読書
いま若い読者にとって、“秩父宮”といわれても即座にはわからないかもしれない。が、この本は日本の精神面での近代化を理解するのに必須の1冊だ。雅子妃にお子さまが誕生され、にわか皇室ブームだが、そんな興味本位な姿勢ではなく、日本における皇室の成立過程と二度の大戦を経て変貌をとげてきたさまがページを繰るごとに実感できる好著。
文庫としては異例の分厚さにひるんではいけない。むしろ、この貴重な時代の証言が文庫で読めることに敬意を表するべきだろう。昭和天皇の実弟としての出生と来し方、そして時代の波に翻弄されつづけた生涯。とりわけ日本が軍国へとつき進んでいく瞬間瞬間の記述はどんなストーリーもかすむほどの壮絶なエピソードの連続で緊迫感にあふれている。
晩年の孤独な姿――病床を見舞い、亡きがらに接する昭和天皇の姿からは慟哭をこえた悲しみが伝わってくる。
日本とは? 日本の昭和史にはどんな物語が秘められているのか? 興味本位でなく考えたい人ならいますぐ手にとるべき1冊。
明治・大正にはなかった近代皇室初の皇弟という身分
上下関係の厳しい日本にあって、皇弟とは、生まれながら君主と定められた兄宮とは違い、臣下でありながら万一の折には君主となる不安定な存在だ。 昭和天皇に関する本は多く、その人柄や苦労はよく知られるところだが、近代皇室で初めての皇弟として生きた秩父宮もまた、苦悩と努力の中に自らを日本に捧げた人物だった。
明治における幼少の頃、まだ皇孫の時代から丁寧に掘り起こされており、初めから明治天皇は兄宮とはっきり線を引いた配慮をした。 兄宮や、皇太子である父との家庭的な生活も充実した記述であり、たった一人の編入生となる陸軍幼年・士官学校での孤独、そして数少ない親友の一人が安藤輝三であり、 二二六事件と秩父宮との関係は本書で大きな部分を占めてる。 兵士や民間人と触れ合う機会が多く、憂国の気持ちから現状打破を願う宮と、立憲君主としての立場を重んじて憲法遵守の姿勢を崩さない昭和天皇の対立は非常に興味深い。 結核によるその死まで、著者の入念な取材によって宮の思想を浮き彫りにするよう書き連ねられている。
努力家であり特別な存在でもあった秩父宮は、しかし周りへの反発からか、わがままな言動があり、他人への思いやりを欠くことがあった。 そういったマイナス面も隠すことなく、また、大正天皇・皇后、勢津子妃や三笠宮など広く皇族の人間的な記録を含んでおり、時代や昭和天皇についても多くの新しい発見がある非常に豊かな伝記だ。
永久保存版
戦前前後を通じての日本。皇族としての生き方。
当時の皇室の様子。兄弟宮としての立位置。等
大変考えさせられ、また一生手元に置いておきたい
一冊となりました。
私の陳腐な言葉ではこの一冊から受けた感銘を
表現出来ないのが残念です。





