「愛国」問答―これは「ぷちナショナリズム」なのか (中公新書ラクレ87)
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商品の詳細
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- 発売日: 2003-05-15
- 版型: 新書
- 218 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
9・11以降の米国は、得体の知れない恐怖に生活を脅かされた結果、「他者」を切り捨てた。最後に残るアメリカ人とは何者か?そして私たちは、最後に残るニッポン人となるのだろうか。
出版社 黒田 剛史, 2003/05/21
担当編集者より
米国の「帝国」化、日本の核武装にYes or No?――若者の無邪気なニッポン万歳=「ぷちナショナリズム」が蔓延する中、北朝鮮拉致問題、イラク戦争等、現実が動き始めた。得体の知れない恐怖に生活を脅かされる「9・11」以降の世界の行く末を、1960年生まれの論客二人が、国際情勢からサブカルチャーまでの幅広い視野で展望する。
香山リカ著『ぷちナショナリズム症候群――若者たちのニッポン主義』(中公新書ラクレ)も必読。
●アホな怪物の言うことを聞くしかないという状況で、アホの言うことを聞くでもなく、反乱するでもなく、という道は……(香山)
●ナショナリズムというのは民主主義と対になっていると思っています。ナショナリズムのない民主主義はありえないから(福田)
(本文より)
著者 香山 リカ, 2003/05/16
あなたは「愛国者」ですか?私は・・・。
本著で福田氏と“問答”をしている香山です。 昨年、主に日本の若者たちに見られる無邪気なナショナリズム的傾向とその背景にある社会の状況について『ぷちナショナリズム症候群』という本にまとめてみました。
その後、北朝鮮との軋轢がより鮮明化し、世界では対テロと銘打ったアメリカのイラク攻撃が現実化、「ニッポンはどう出るべきか?」と国家としての日本を意識せざるを得ない機会は増える一方。
その中で、私たちは自分や家族を守るためにも“愛国者”となり、強い日本、誇れる日本を立て直すために一致団結するしかないのでしょうか。これまで「個人の自由こそ大切」と言い続けてきたのは、間違いだったのでしょうか。
・・・私は、どうしてもそうは思えません。
かといって「愛と平和と思いやり」といったことばが今や世界情勢の中ではただの理想論でしかないことも、知っています。
この時代、きちんと現実を見すえたリベラリストとして生きるには、どうしたらよいのか。
その答えが本書にある!・・・とは言えないのですが、ヒントはあるかもしれない。いや、ヒントもないかもしれないが、考える糸口にはなるかもしれない(情けなくてスミマセン)。
福田さんを相手に超苦戦した香山の泥仕合、どうか見てやってください。
カスタマーレビュー
中身が無さすぎる
本はお金だけでなく、時間をも奪う。
この本の唯一の利点はあっという間に読めるということである。
ゆえに、「被害」を最小限度にとどめることが出来た。
愛国問答?はっきり言ってこの本はただの「おしゃべり」の域を出ていない。
哲学がない。緊張感がない。議論するという上での最低限の倫理がない。
香山の話はワールドカップの熱狂、北朝鮮問題、その流れの中で成立した有事
法制などの事実を根拠にして「世の中が右傾化してるー、何か怖いなー」
という程度の感情論を吐露しているだけに思えるし、福田も、やる気がないのか
いつもの過激なポーズを放棄して、そんな香山に同調しているだけだ。
世の現象を記号的に(抽象的なイメージに寄りかかって)語るのみで、それを
右だとか左だとかいう、極めて古くさい二元論に安易に帰着させようとする
その55年体制的感覚には呆れるほかない。
例えば、有事法制に賛成でも反対でもいいのだ。だが、このような大事な法律を
抽象的なレベルで、「右傾化」なる命題に到達するための道具として使うのは、
真面目にこの問題を考えている大多数の人間への冒涜ではないか。
香山(福田)は、今の若者が馬鹿だから(小林よしのり辺りに感化されて)
「ぷちナショ化」していると思っているのだろうか。それなら香山(福田)は
例えば北朝鮮や有事法制に対する自身の意見(対案)を具体的に表明すべきだ。
そうすれば、読者はそれに対して具体的な反論(同意)が出来るからだ。
だが、香山はそれをせずに全てをひっくるめて「右傾化」などという抽象的な雰囲気を扇りつつ、「同情」を求めようとする。
香山(福田)がどんな思想を持っていようが、何を言おうがもちろん自由である。
だが、わたしは卑怯な人間は嫌いだ。
かなりいたい
この本は前回の「ぷちナショナリズム症候群」の内容をもう一度述べたに過ぎなく、文内に前回ぷちナショの例として挙がった人物が何人もそのまま出てくる。対話形式の本であるが、香山氏が一方的に自分の持論を述べ、福田氏はもう少し広い視野で分析はするものの、香山氏がそれを曲解し「これはぷちナショナリズムである」という結論に持っていき、それに対し福田氏は黙ってしまうという内容で、対話になっていない。
また香山氏は「若者は思考ストップするから右傾化する」という意見をもっているが、これは本人にも言えることであり、ただ本人が一世代前の左の力が強い時代に生まれたからそうなっているだけで、自分を相対視することすら出来ていない。
まずはもっと政治学を勉強し、左や右をきちんと!捉えられるようになってから述べて欲しい。
不完全燃焼
福田和也の本(対談だけど)で初めて裏切られた気がする。
対談として「濃さ」が足りない。
福田和也と香山リカという、「え!?」という組合せなのに、少しもったいない気がする。
あとがきで福田和也が書いているように、本を1冊作ることに編集側がもっと力入れなきゃダメなんじゃないか?
まあ、後半3分の1くらいからは少し面白くなってきたし、用語解説も良かったので星3ということで、、、。
もう一度、どこかでこの2人の対談本作って欲しい。





