政治意識図説―「政党支持世代」の退場 (中公新書)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #323609 / 本
- 発売日: 2001-03
- 版型: 新書
- 205 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
無党派が多数を占め、選挙はゲームになった。有権者と政党の新たな緊張関係を、近年の選挙結果は示している。本書は、マスコミ世論調査のデータを徹底収集し、日本人の政治意識に生じた変化を新機軸の図表を使って浮き彫りにするものである。また、戦後日本の世論調査を政治的・社会的視角から検証。「政治ばなれ」の実態は?無党派とはどういう人々か?世代政党化する自民党の末路は?巻末に資料データ編を付す。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
松本 正生
1955年、長野県生まれ。埼玉大学経済学部教授。中央大学法学部卒業。法政大学大学院社会科学研究科政治学専攻博士後期課程修了、政治学博士。著書に『世論調査と政党支持』(法政大学出版局)『戦後世代の価値観変化と行動様式の変容』(共著、社会経済国民会議)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
マスコミによる世論調査データを用いた政党意識分析の異色バイブル
マスコミ各社は定期的に世論調査を行い、その結果を報道しているが、それが実際どのような方法で行われているかについては一般有権者にはほとんど知られていない。また、そのデータが、今度は学術的にどのように利用可能かについて詳しく検討した書物も見当たらない。本書はそうしたマスコミ各社の世論調査データを敢えて学術的に扱ってみた異色作であり、計量的な政治学を目指す者にとっては必見の書と考える。
恐らく本書は専門書とされるべき類のものであろうが、有権者の動向を豊富なデータに沿って読み解くとどのような姿になるかを示す点で、広く政治一般現象に関心をお持ちの読者全てにとって興味深い内容に仕上がっているのではないか。著者自身が告白するように、本書の分析は「記述統計レベルの比較検討」である点、純粋な学術調査に基づいた専門書とは若干趣を異にする。しかし、逆に、そのことが難しい解析方法への言及を回避させ、豊富なグラフや表による視覚的な解説を可能としているところであり、一般読者の理解を容易にしている。
限界をはらんだ分析はもとより著者自身の認めるところである。しかし、それでもなお、昨今のデータ利用のあり方に対する問題意識(「はじめに」より)から企画された本書の意義は大きいと考える。
新聞の世論調査について興味がある人におススメ
新聞各社の行なっている「世論調査」に焦点をあてた作品。長期トレンド分析によって、年齢と自民党支持率の正の相関関係やそれの崩壊などを指摘している。このような、自民党の「世代政党」から「時代政党」への移行という表現は興味深い。因果関係が多少弱いと感じたが、無党派層の増大≒自民党離れという構図を分かりやすく描いている。
終章においては、世論調査の限界や問題点を指摘するなど、ページ数の割には内容が充実している。
世論調査に興味のある人、自民党支持の中・長期トレンドに興味がある方はぜひ読むべき。




