在日韓国・朝鮮人―若い世代のアイデンティティ (中公新書)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #19649 / 本
- 発売日: 1993-12
- 版型: 新書
- 234 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
さほど問題なく日本社会に適応しているかのようにいわれる在日韓国・朝鮮人の若者は、実際には、その多くが成長の過程で日本人側の偏見と差別にぶつかり、アイデンティティの葛藤を体験している。だが、彼らの存在と意識は、実に多様化し揺れ動いている。本書は、2世・3世と呼ばれる人々の聞き取り調査を通して、民族問題とそのアイデンティティを考えるとともに、日本社会の構成員としての90年代の「在日」の生き方を模索する。
カスタマーレビュー
在日コリアンの実像を知るための入門書
「在日」の若者の実像を、聞き取りという手法を使って描き出したもの。事実的な背景だけでなく、アイデンティティのあり方や葛藤などが、一人ひとりの語りにそって丁寧に記述されている。
結論の内容は特に目新しくない。みんな「同じ」という発想が制度的差別を隠蔽する、マジョリティは「在日」としての「ちがい」を認識せよ、というものだ。ただ、それが、個々の現在を見つめた上での結論だというところに意味がある。個人としての違いを論じた上でなお、筆者は、「在日」が集団として背負わされている問題への注視を促さねばならない。それほどに、いまだに「在日」ゆえの差別は続いているということだろう。
冒頭に、在日コリアンの歴史的経緯や、彼らを取り巻く問題の概要が記されており、入門書としても適している。
在日韓国・朝鮮人の多様なアイデンティティ
この本では、在日韓国・朝鮮人をひとくくりにせず、
人によってさまざまな意見をもっているという
当たり前のことを明確に描き出している。
中心テーマである在日韓国・朝鮮人のアイデンティティについて、
ざっくりと言ってしまえば、以下の4種類に分けられるという。
1)日本人になりたい
2)日本で韓国人・朝鮮人として共存したい
3)本国に帰りたい
4)民族にとらわれたくない
一面的に見られているものについて、
綿密な調査によりその多様性が明らかにされているという点で、
社会学の真骨頂が発揮された本だと思う。





