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東京飄然

東京飄然
By 町田 康

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  • Amazon.co.jp ランキング: #226297 / 本
  • 発売日: 2005-10
  • 版型: 単行本
  • 365 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
風に誘われ花に誘われ、ぶらりと歩いてみたくなった。婦人公論好評連載エッセイ、待望の単行本化。著者による写真多数。

内容(「BOOK」データベースより)
作家のとらえた幻想的な東京。

内容(「MARC」データベースより)
風に誘われ花に誘われ、一壷を携えて飄然と歩いてみたくなったのだ-。早稲田、王子、鎌倉、新橋、銀座、上野、高円寺…。ぶらぶら歩きで出会った光景を、鋭い観察眼で描写する。写真も多数収録。『婦人公論』連載の単行本化。


カスタマーレビュー

すべてが粋5
 小説でなくとも、町田節は健在。秀逸なリズム感が音読して楽しいエッセイである。

 初出が女性誌であるといった事情もあってか、トゲとアルコールが少し抜け、一方、感性は一層冴えている。
 自分では説明できなかった違和感が、言語化されて、そこに在る。
 町田康の眼で見れば、上り坂も、串カツも、看板も、みな新鮮で面白い。現実と空想と妄想の境を漂いながら、笑いのツボははずさない。

 洒落た表紙にさらりと白いカバーをかけた装丁も粋である。
 私の駄文では伝わらない。ぜひ、お手に取ってご覧あれ。

期待のし過ぎはよくないけれど…でもしたくなる。5
東京を目的も持たずブラリとさまよう。
「飄然」と旅に出た町田康はしかし、行く先々で店員に「いらっしゃいませ」と言われなかったり、8本セットの串カツを自分だけ7本しか貰えなかったりと、散々な目に遭う。世の中の不条理を目の当たりにし、最後に彼は悟る、「期待は必ず裏切られること」を。それでもほんの少しの期待を「抱きしめつつ」旅は終わる。
世の中の不条理を独特のリズムと語彙によって、読ませてしまう筆力は見事だと思う。時にお腹をかかえて笑いながら読み進めてしまったほど。
読み終わった後、不条理な世の中を「飄然」したくなった。

町田康作品にしては、とても読み易い一冊。「猫にかまけて」同様、こうゆうトーンの作品も個人的には好き。

好きです。5
今まで、著者の作品は小説しか呼んだことがなかった。が、こういう感じの作品もいいなぁと。
巷に「幸せになるためには、笑顔で・・・」みたいな本があふれる中、著者の人間くさい感情に何度も笑ってしまったし、はっきり言って安心した。別に、後ろ向きでもいいんだって。

装丁も、とても素敵。本棚には、カバーをはずして置きたい、そんな一冊である。