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ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層 (新潮新書)

ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層 (新潮新書)
By 竹中 正治

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  • Amazon.co.jp ランキング: #14136 / 本
  • 発売日: 2008-09
  • 版型: 新書
  • 205 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
アメリカ人はマックに頼り、日本人はラーメンを究める。大統領は希望を語り、総理大臣は危機を語る。アメリカ人は対面でディベートし、日本人は匿名でブログする。日本に「ビル・ゲイツ」はいないが、小金持ちならたくさんいる......。日米双方の事例を照らし合わせると、それぞれの強みと弱み、そして社会の特徴がくっきりと浮かび上がってくる。世間にはびこる通説をデータと実例で覆す、目からウロコの日米比較。

内容(「BOOK」データベースより)
アメリカ人はマックに頼り、日本人はラーメンを究める。大統領は希望を語り、総理大臣は危機を語る。アメリカ人は対面でディベートし、日本人は匿名でブログする。日本に「ビル・ゲイツ」はいないが、小金持ちならたくさんいる…。日米双方の事例を照らし合わせると、それぞれの強みと弱み、そして社会の特徴がくっきりと浮かび上がってくる。世間にはびこる通説をデータと実例で覆す、目からウロコの日米文化論。

著者について
一九五六(昭和三十一)年生まれ。(財)国際通貨研究所経済調査部長・チーフエコノミスト。東京大学経済学部卒。東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行し、為替資金部チーフディーラー、同部次長、調査部次長、ワシントンDC駐在員事務所長などを経て現職。


カスタマーレビュー

タイトルだけで忌避しないほうが良いですよ5
とにかく、予測と自分の願望を取り違えたようなステロタイプなアメリカ人と日本人の評価に飽き飽きしていた私には初めて出会えたある程度客観的な日米比較論です。

特に金融関係でアメリカに比べて日本の投資家が保守的だという既存の評価に
今ひとつ納得できていなかった私には初めて具体的な数値に基づく
原因の分析をしてくれた内容です。

個別の評価には異論等あると思いますが具体的な根拠もなしにアメリカの世紀の終わりとか言ってるマスコミとは一線を画す内容だと思います。

なるほどと思う日米間の違い4
 世界で受け入れられるアニメーションが何故ほとんど日本発でアメリカ発のものがないのか?から総理大臣と大統領のリーダーシップの違いまで、この本を読むと今まで漠然と国民性の違いというだけで分かった気になっていたことがロジカルに理解できます。

 日本人はラーメン屋的ビジネスの発想をし、アメリカ人はマクドナルド的なビジネスの発想をするということも、その本書が解説している歴史観・宗教観に基づく成り立ちから考えると非常に理解しやすくなります。

 あくまでその説明は著者の見方であるので、全てが正しいといえるわけではないと思いますが、グローバル経済が拡大する中、面白く読むことが出来る一冊です。

社会学的観点からでも経済学的観点からでも楽しめる。4
筆者はかってアメリカのワシントンDCで銀行マン、エコノミストとして活動した経験を持つ。マクドナルドとラーメン、日米の国民が愛する食べ物を例に、それぞれを最大公約数的需要に応えるものと多種多様な嗜好に応えるものとして挙げ、比較対照しながら、双方の差異を解析する試み。
以下、俎上に上げられているのは、ポップカルチャー、国家のトップの所信演説、ディベート、金融資産の運営手段、エバンゲリカルズ、スコアリングモデル、格差ら。文化、国民性、思考、論争、宗教、そしてビジネス経済までフィールドを広げた守備範囲に感心しつつ読んだ。
さすがに金融の第一線で活躍してきた筆者だけに、金融政策と個人投資についての言説には拝聴させられる事が多いが、投資リテラシーに努めながら、アメリカの現在の金融危機をも千載一遇のチャンスと捉え、一般の個人投資家にリスクテイクマネーとして勧める辺り、何とも因果な性分を感じさせるなぁ(苦笑)。
むしろ面白かったのは、第2、3章。政治家トップの所信演説の用語から考察した日米のポジティブとネガティブの対極の思考が、フロンティア・スピリットと天然資源枯渇の島国コンプレックスに起因すると言い切り、日本は危機感駆動型思考の閉塞感を希望駆動型に変える事が重要との意見には共感出来る。
読んでいて、"墜落した旅客機に運悪く乗り合わせてしまったとして、500人の乗客の内生存者が10人いたとしたら、自分は生き残っているか?"との設問に、日米の人々で全く好対照の答えが出たとの逸話を思い出した。(因みに生き残ると答えたのはそれぞれ1割と9割。どちらがネガティブな反応が大勢を占めたのかは言うまでもない)