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天皇家の財布 (新潮新書)

天皇家の財布 (新潮新書)
By 森 暢平

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  • 発売日: 2003-06
  • 版型: 新書
  • 207 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
紀宮さま、お嫁入りの持参金は? 結婚後の援助はある?
皇室の家計簿をちょっと拝見。

 皇居の月々の水道、電気代は? 家計をやりくりするのは誰? きらびやかな宮中晩餐会の費用はどのくらい? 皇室費、宮内庁費などを含めた、いわゆる皇室関連予算の総額は273億円。私的なお小遣いである「御手元金」から、「御物」「御由緒物」と呼ばれる皇室財産まで。
 菊のカーテンの向こう側、知られざる「皇室の家計簿」の詳細を、情報公開法を駆使して大検証する

内容(「BOOK」データベースより)
皇居の月々の水道、電気代は?家計をやりくりするのは誰?きらびやかな宮中晩餐会の費用はどのくらい?皇室費、宮内庁費などを含めた、いわゆる皇室関連予算の総額は二七三億円。私的なお小遣いである「御手元金」から、「御物」「御由緒物」と呼ばれる皇室財産まで。菊のカーテンの向こう側、知られざる「皇室の家計簿」の詳細を、情報公開法を駆使して大検証する。

出版社からのコメント
皇居のひと月の水道代は930万円
公式文書捺印のための朱肉は30万円
宮中晩餐会に出されるケーキは一個120円
同行する宮内庁職員の宿泊費は統一料金2万円
天皇家の私的費用「内廷費」は3億2400万円
内廷費の振込みは、年四回に分け8100万ずつ
秋篠宮家の私的費用「皇族費」は5185万円

そうなっているとは知らなかった──。
情報公開請求で分かった驚きの新事実が満載!


カスタマーレビュー

財布から見た生活の実態4
この書を手にした時に思ったことは
「そういえば天皇家に関するニュースはワイドショーネタか政治ネタだけだよな」というものであった。
天皇家だって生きて行くにはお金が必要。戦前ならともかく、今のこのご時世では使いたいだけ使うなんて事は出来ないのは少し考えればすぐわかる。では、どんなお金の使い方をしているのだろうか。

著者は情報公開法を使って天皇家の財政の実態を知ろうとする。
しかし、情報公開法を使えばこんな事もわかるのかということと、こんな事を非公開にして何の意味があるのかということ、それぞれであった。
それにしても今まで如何に今の天皇家について何も知らなかったか。

宮廷費と内廷費の違い(これは古代国家の区分そのままで、これはこれで非常に興味深い)、天皇家と宮家の扱いの違い、などなど。
他にも皇居で食される食材の供給先や電気・水道代、皇室の財テク、職員の身分や給与など興味深い記述が多かった。ある部分では一般の家庭や事業所と変わらない側面もあり、親近感を持った。

財政的に見れば御用邸や内廷費の扱いに表れているように公的分野と私的分野の区切りは時として厳格であり、時として曖昧である。
とにかく、皇族というのは窮屈なものだと実感。
我々の生活と財布は密接に関連している。天皇家であっても財布からその生活の一端をかいま見ることが出来るのだなあとちょっと感心した。

おもしろい4
 天皇制の是非についてを述べる際、経済的な側面(我々の血税をこんなことに使うな!など)からその非を語る人は多いが、では実際に我々の税金がどの程度使われるか?あるいはどのように使われるかを知っている人は多くはないと思う。

 本書には我々がこれまで知り得なかった天皇家の財布事情が分かりやすく明確に著されている。天皇家の旅行費はいくらか?などといった例から、宮中晩餐会や園遊会の費用は?といったものまで本書に記述されている天皇家の出費内訳は多岐にわたる。

 著者は天皇制の是非については特に論じてはいないが、この本から天皇制というものをもう一度考えてみるのもおもしろいかもしれない。

著者独自の視点5
情報公開により宮内庁もきっと渋々公開
したであろう宮内庁病院のくだりは著者
独自の視点で興味深かった。