ガラスの宮殿 (新潮クレスト・ブックス)
|
| 価格: | ¥ 3,150 1500円以上は送料無料 詳細 |
発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #234944 / 本
- 発売日: 2007-10
- 版型: 単行本
- 638 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
悠然たる語り、意外すぎる結末。世界的名声を誇る作家の代表作、ついに邦訳。
ビルマ最後の王都陥落――英軍が侵攻する古都の混乱のなか、幼き孤児と侍女は偶然出会った。そして、彼らの生と交錯するインド人エリート官僚の美しき妻。世界屈指のストーリーテラーが魔法のように紡ぎだす運命の恋のゆくえ、遍在する死の悲劇と20世紀の激動。全英50万部突破、各賞受賞の世界的ベストセラー、日本上陸。
内容(「BOOK」データベースより)
19世紀末、ビルマ最後の王朝が滅びようとするなか、インド人孤児ラージクマールとビルマ宮廷の侍女ドリーが出会う。あまりに幼すぎる11歳と10歳―。ラージクマールは無一文から成功を目指し、ドリーはインドへと追放された王家に献身的に仕える。やがてインド人エリート官僚の妻とドリーとの邂逅が、ふたりを再会へと導くが…。歴史の奔流にもまれながら必死で生きる三人の姿、彼らの子や孫が織りなす死と恋の綾模様、結末に至って明かされる意外な語り手。100年以上もの時の流れを、魔法のような語り口で描ききり、高い文学的評価とともに世界的ベストセラーとなった名作。世界屈指のストーリーテラーが魔法のように紡ぎだす、運命の恋のゆくえ、偏在する死の悲劇と20世紀の激動。
内容(「MARC」データベースより)
インド人孤児とビルマ宮廷の侍女の、幼すぎる出会い。20数年後、インド人エリート官僚の美しき妻との邂逅が、ふたりの人生を変転させ…。彼らとその子どもたちの運命の恋のゆくえ、偏在する死の悲劇と20世紀の激動を描く。
カスタマーレビュー
影の主役はビルマ
ビルマ王家の侍女ドリー、インドの孤児ラージクマールのビルマでの運命的な出会いと20年以上たってのインドでの再会。そして、運命的な再会をアレンジするドリーの親友、インド人官僚の妻ウマ。この3者と、その家族、子、孫までが入り交じっての大河ドラマ。最初は、ドリーとラージクマールの恋物語りかと思っていたが、、、。
この本を通じて、ビルマ王家がイギリスに追われ、インドに亡命したこと、そして、最近のアウンサンスーチーさんまでの流れまで、初めて知ったかもしれない。私は、ビルマは、”ビルマの竪琴”に描かれたことくらいしか知らなかった。3人と彼らの家族の生死、生活が、ビルマの現代史を語っている。この本の主役は、”ビルマというか、ミャンマー”そのものだと思う。
いつか映画化される日を願って。。
インド人&ビルマ人のカップルとその一族が、ビルマ、インド、マレー、英米と、英語圏を目一杯移動しながら紡ぐ一大家族ドラマ。英国によるビルマの王都・マンダレーの陥落から、ミャンマーにおける民主化運動の時代まで、歴史に翻弄されながらも登場人物達は、懸命に愛し合い、働き、戦い、そして死んでいく。。
壮大な時空間を舞台にした恋物語としても読み取れる一方で、大英帝国全盛〜崩壊後において、インド/ビルマ人達が新たなアイデンティティを模索するポスト・コロニアル・ストーリーとして読むことも可能です。でも、決して頭でっかちにならない味付け具合が、読ませ上手な作家だと思いました。(個人的には、もっとそれぞれの登場人物の内面とアイデンティティの模索がじっくり描かれた方が読み応えがあったので、星を減点。)
文学的技巧の妙味は無い代わりに、シンプルにドラマの面白さを追求した大衆作品です。ミャンマー国内で外国資本の映画撮影許可が降りる日はまだ遠そうだけど、もしそんな日が来たなら、例えば「宋家の三姉妹」みたいな感じの一大娯楽映画になるかもしれません。装丁の美しさもオススメ。





