ソーネチカ (新潮クレスト・ブックス)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #52316 / 本
- 発売日: 2002-12
- 版型: 単行本
- 142 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
本の虫で容貌のぱっとしないソーネチカは、1930年代にフランスから帰国した反体制的な芸術家ロベルトに見初められ、結婚する。当局の監視の下で流刑地を移動しながら、貧しくも幸せな生活を送る夫婦。一人娘が大きくなり、ヤーシャという美少女と友達になって家に連れてくる。やがて最愛の夫の秘密を知ったソーネチカは…。神の恩寵に包まれた女性の、静謐な一生。幸福な感動をのこす愛の物語。仏・メディシス賞(外国文学部門)受賞。伊・ジュゼッペ・アツェルビ賞受賞。
内容(「MARC」データベースより)
本の虫で容貌のぱっとしないソーネチカ。最愛の夫の秘密を知って彼女は…。神の恩寵に包まれた女性の、静謐な一生。幸福な感動を残す愛の物語。フランスのメディシス賞、イタリアのジュゼッペ・アツェルビ賞受賞作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウリツカヤ,リュドミラ
1943年生まれ。モスクワ大学(遺伝学専攻)卒業。『ソーネチカ』で一躍脚光を浴び、96年、フランスのメディシス賞及びイタリアのジュゼッペ・アツェルビ賞を受賞。2001年『クコツキーの事例』でロシア・ブッカー賞を受賞。ロシアでは、ポストモダンの小説がもてはやされる一方で、ウリツカヤのような伝統的ともいえる力強いリアリズム小説の評判は高く、多くの読者を獲得している。フランス、ドイツでも作品が出版される、今ロシアで最も活躍する人気作家の一人である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
他人からどう思われようとソーネチカは幸せ?
本が大好きなソーネチカの一生の物語。
ソーネチカは、すごく幸せな事があればその現実を
「なんて幸せなんでしょう」と感謝して、
他人から見れば不幸な事がおきても
「こんな自分だから仕方ない」と納得してしまう。
誰かを何かを悪く言う事はない。ある意味自分を良くわかっている?
なかなか出来る事ではない。強い強い信念を持った女性なのかも。
普通なら不幸だと思えるエピソードは、普通の作家が書いたら
そこを突き詰めてしまいそうだけど、この作者はあっさり流して
しまっていて、 それがソーネチカその人の性格なんだろうなぁと
読んでいるこちら側もたんたんとその出来事を消化してしまう。
物語に入り込むというよりも、ソーネチカの家の窓から
ソーネチカの一生を垣間見たような気分にさせる物語。
文章も綺麗、物語の中の描写も綺麗なので星5つ。
革命後を生きる或る女性の半生
ヒロインはロシアにお住まいの、読書がたまらなく大好きなソーネチカです。幸運にも図書館の地下にある書庫で働くことができました。ある日、一陣の風のようにひとりの男が図書館を訪ねてきます。たまたま館長がその日はお休みだったので、ソーネチカが地階で訪問者の応対をすることになりました。そこから寓話的でもあるソーネチカの人生ドラマがコトリとささやかな音を立てて動き始めます。結婚、出産、引越し、同居など、社会主義となった赤い国の特殊な状況下のなかで淡々と日々が過ぎていきます。「淡々」と過ごせるのはひとえにソーネチカの類稀で魅力的なパーソナリティの賜物のため。静かでやさしい物語にそっと耳を傾けてみてください。
ソーネチカ・・・女・人としての幸せを教えてくれる
ソーネチカは「本の虫」です。あまり可愛いといえない女性として描かれています。一般的に言われている「女としての喜び」を諦めている女性です。
しかし、彼女ほど人生を幸せに生きている人はいないのでは?どんなに不幸が訪れようと、彼女は「幸せ」を見いだすのです。
我々現代人は、不満が多すぎます。一見、経済的にも、文化的にも技術的にも大いなる発展を遂げたかのようにみえますが、心はすさんでいます。十分すぎる贅沢をしながらも、まだ不満を・・・欲を求めています。
幸せはお金で買える物ではない。今の私たちが忘れた「本当のささやかな幸せ」をソーネチカが教えてくれます。ぜひ、機会があれば読んで欲しい一冊です。





