借金取りの王子
|
| 価格: | ¥ 1,575 1500円以上は送料無料 詳細 |
発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #53493 / 本
- 発売日: 2007-09
- 版型: 単行本
- 317 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
村上真介はリストラを請負う会社に勤めるサラリーマン。昨日はデパート、今日はサラ金、明日は生保に乗り込んで、泣かれたり、殴られたり。相性バッチリの恋人陽子は恐ろしく気の強い女で、すんなり結婚とはいかないし、真介の前には難題山積み。だけど明日は来る――。他人事でないリストラ話に思わず涙。働く人必読の面白小説!
内容(「BOOK」データベースより)
デキる女ほど、なぜ辞めたがる??リストラ請負人・村上真介の悩みは今日も深い。デパート、生保、金融、ホテル…次の標的は、あなたかも!?恋と仕事の傑作エンタテインメント、ますますパワーアップ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
垣根 涼介
1966年長崎県諫早市生れ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の三冠達成。05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
後味爽やかな傑作
企業の人員削減を支援する会社に勤務する村上真介シリーズ(?)の第2作だが最高だった。前作も面白かったが、本書はそれを更に上回る面白さで、しかも感動作だ。
その理由の一つはやはり舞台設定だ。村上真介の仕事はリストラ対象となる人物と面接して自主退職を勧めることなので、当然相手はリストラを迫られる企業の従業員だ。それなりの年数、会社に勤務した人に取って転職は人生の一大事だ。会社にとどまるにせよ、去るにせよ、大きな決断を迫られ、その中でいやおうなしに自分の会社人生を振り返り、家族、恋人のことを真剣に考えることになる。そして、そこに息詰まるようなドラマが生まれるのだ。
この点は前作も同様なわけだが、今回はリストラ対象となる登場人物が皆、魅力的な点が大きく異なる。前作ではどちらかというと主人公の真介と陽子の関係に焦点があたっていたが、今回は真介は脇役の方が多く、主人公は真面目でまともで一生懸命に生きている人たちで、彼らの悩みと決断が正面から描かれている。
どの作品も甲乙つけがたいが、その中でも白眉はやはり表題作の「借金取りの王子」だ。消費者金融という厳しい世界に似つかわしくない優男の宏明と元上司の美佐子の物語には心をうたれない人はいないのではないだろうか。
なお、真介と陽子の間の関係の深まりもその中で巧みに描かれている。最終話の「人にやさしく」だけは二人が主人公だが、ラストシーンでは実に爽やかな気分になった。読後の今はもっと続きが読みたい気持ちが半分と、この余韻に浸ったまま終わってほしいという気持ちが半分の複雑な気分だ。
垣根涼介の本ではじめて・・・
タイトルになった「借金取りの王子」、これはいい話でした!
なんでこんなタイトルを単行本のタイトルに選んだのか?と思っていましたが、選ばれたのも納得です。
垣根涼介の本、すべて読んでいますが不覚にも(笑)はじめて涙流しました。
いい話です。オススメします。
前作に引き続いて面白い!
「君たちに明日はない」の続編で、リストラ会社に勤める主人公が、様々な会社の依頼でリストラ対象者に対して面接を実施するのだが、その過程で様々な人間模様に出くわすという流れ。一見クールでキザな主人公なのだが、自分自身にコンプレックスを持っており、また、被面接者に対して感情移入してしまうところが実に人間くさくて面白い。ジャンルでいえばエンターテイメント小説ということになるのだろうが、今回の作品も楽しませてもらった。前作から順番に読むべし。





