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電車男

電車男
By 中野 独人

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  • Amazon.co.jp ランキング: #178433 / 本
  • 発売日: 2004-10-22
  • 版型: 単行本(ソフトカバー)
  • 364 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
電車内で絡む酔っ払い爺から女性を助けた、ひとりのアキバ系ヲタ青年。
彼女いない歴=年齢(22)の彼は、助けたお礼を送ってくれた彼女をデートに誘うべく、モテない独身男達が集うネットの掲示板に助けを求める。
 「めし どこか たのむ」
「電車男」と呼ばれるようになった彼は、掲示板の住人たちの励ましや助言に後押しされて、ようやく彼女をデートに誘う。
悩み、戸惑う電車男のピュアな気持ちは、仲間達を熱い共感と興奮の渦に巻きこんでいく……。
「電車男」は果たして彼女に告白できるのか? 
ネット上で話題騒然、各紙誌絶賛。百万人を感動させた今世紀最強のラブストーリー、遂に刊行!!

内容(「BOOK」データベースより)
電車内で暴れる酔っ払いから若い女性を救った、ヲタク青年。女性に縁がない彼は、彼女をデートに誘うべく、モテない男たちが集うインターネットサイトに助けを求める。いつしか「電車男」と呼ばれるようになった彼に、出来る限りのアドヴァイスを与え、時に叱りながらも温かく見守る仲間たち。熱い励ましは「電車男」に勇気を与え、彼女との距離を一歩一歩縮めていく。「電車男」は果たして意中の彼女に告白できるのか?読む人全てを熱い共感の渦に巻き込む、リアル・ラブ・ストーリー。

内容(「MARC」データベースより)
電車で酔っ払いから女性を救った青年は、彼女をデートに誘うべくモテない男が集うサイトに助けを求める。この「電車男」を暖かく見守る仲間達。果たして彼は告白できるのか? 100万人を感動させた、今世紀最強の純愛物語。


カスタマーレビュー

せいぜい、この本まで、かな。2
元スレが進行中は結構熱かったですよね。
捏造かどうかとか、どうでもいいくらいに。
もしかしたら実は捏造で、サクラもいたかもしれない。それでも、そんなこと関係なく心温まる多くの書き込みがされたことは真実だった。

でもね。こうして本でまとまって、読んでみると。なんか醒めちゃっていて、「できすぎだよなぁ。」って感じちゃう。
それは落ち着いたからじゃなくて、本として商業ベースに乗ったことが大きいかもしれない。
「できすぎだよなぁ」が、あの時スレに貼りついてた自分が「うまい具合に乗せられて、ネタにされちまったなぁ」という気分に繋がる。

まぁ、この本で初めてあのスレの中身を読める人も大勢いるわけだ。
電車男の物語自体は、非常にありがちなラブストーリーでしかない。
電車男の真の主役は、そのまわりでリアルタイムで暑く語った人たちの存在です。彼らがいたからこそ、この物語は新しく、感動的な物になった。

…ここまで書いちゃって思うんだけど。
こうして本で出て、映画やコミックまで出てしまうと、結局そういう新しい表現手法として多くの人が利用されただけで終わってしまったのかな…という気分にもなってくる。

本当は、あのスレと、スレのまとめページくらいで終わってほしかった。
でも本で出ないと読めない人もいる。だからこの本は受け入れられる。
そんな気分です。
ただ、2chの様式については裏表紙(カバーの下)に若干の用語集があるだけなので、はたして一般の読み手がどの程度雰囲気を正しく理解できるのか…

この感情移入は結構楽しい。4
 これは新しい読み物です。掲示板を編集すれば立派なドキュメンタリ
ー風の読み物が出来上がるということを示してくれました。活気的な読
み物と思います。

 電車男に群がるギャラリーたちの反応が実に楽しい。AA(アスキーア
ート)と呼ばれる絵文字は、慣れてくると妙に壷にはまった感情表現を
見せてくれます。クライマックスの盛り上がりは普通の小説では絶対に
出せない雰囲気を作っています。これは文字媒体の新しい形です。小林
よしのりの『ゴー宣』の手法に近いと思いますが、あの盛り上がりを複
数の人間が無意識に協力して作り出すというのがすごいと感じました。
オタクたちのなんとも言えない一体感がたまりません。

 もちろん、電車男の恋愛話はありきたりで、それ自体に面白みはあり
ません。不自然なところも多いです。しかし、この話のポイントは、電
車男の恋愛話を聞くためにPCの前にじっと何時間も待ち続ける「毒男」
の気分になって盛り上がるというところにあるわけで、そこの感情移入
が楽しいのです。決して読者自身が電車男の恋愛を自分の経験から評価
するのではなく、うぶな男たちが興奮しているさまを、彼らの目線から
眺めて、それでいっしょになって「キタ~」とか言いながらドキドキす
る、というところがいいわけです。

 これはある種、サッカーかなんかの試合を、実況中継によって興奮を
高めるのに似ています。試合だけを独りテレビで見ていてもそんなに面
白くないけど、アナウンサーと解説者が試合の動きを追いながら大声出
して盛り上がれば、それにつられて見ているほうも引き込まれるという
ことはよくあるはずです。この感覚に近いです。

 そういう観点からすると、ひとつだけいらないと思うのは、ところど
ころにはさまれる、囲みの「ト書き」のような解説です。これは実況の
実況をしているような野暮な感じがあります。純粋に掲示板の文章だけ
で構成したほうがよかったのではないでしょうか。こうした囲みを書い
たのも「ヲタ」なんでしょうか。ところどころ、正直しらけた部分もあ
ります。その囲みを書いているおまいは誰なんだと。

 ま、それはすっ飛ばして読めばいいわけで。とにかくこの新しい読み
物を旬なうちに味わってみてはいかがでしょうか。楽しいですよ。
 

話題性で売ってますね2
2ちゃんねるのことを何も知らない人が読んだ場合、ちゃんと理解できるのか疑問。
用語以前に、スレッドの形式(名前の前の数字、「Mr.名無しさん」等の匿名システム)についての説明がされていない。

まとめサイトのように内容がカラーで示されているわけでもないので、お金払って本買うくらいならまとめサイト見た方が良い。

アスキーアートを再現したところは好感が持てるので星+1。

以下のような理由により星-4。
後日談でゲンナリ
ネタ元のスレッド住人の約9割が反対していたにもかかわらず書籍化を強行した
奥付に誤解がある→出版側の勝手な言い分であると言われかねない(本来、匿名掲示板運営者(この場合2ちゃんねる)は著作隣接権者にならない)
匿名であるために困難であるとはいえ、書き込んだ人の許可を取らずに書籍化し、なおかつそれに対し「どうせ訴えられないだろう」という考えを持っているであろうことが見て取れる(おそらく印税なんかも分配されないんだろうと容易に想像できる)

出版社側にとっては非常においしいビジネスになってるような気が。
今後も似たようなことやる人出るんでしょうなあ。