山妣(やまはは)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #577411 / 本
- 発売日: 1996-11
- 版型: 単行本
- 488 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
明治末期、東京からやって来た旅芸人が静かな越後の山村に嵐を巻き起こした。その男の肉体に隠された秘密、そして地主の若夫婦との間に芽生えた密やかな三角関係が、伝説の中から山妣の姿を浮かび上がらせる。明らかになっていく山妣の凄絶な過去。そして熊狩りの日、山神の叫ぶ声が響き、白雪を朱に染める惨劇の幕が開いた―。雪国の自然と習俗を背景に、情念と伝説が織りなす愛憎劇を濃密に描きホラー・伝奇小説の枠を破った比類なき千二百枚。
内容(「MARC」データベースより)
業深き男と女に荒れ狂う魔物。山妣伝説の扉が開かれた-。明治末期、越後の豪雪地帯を舞台に、旅芸人、遊女、又鬼、瞽女、山師らが織りなす凄絶な愛憎劇を濃密に描いた書き下ろし長編。
カスタマーレビュー
人間、なにがあっても生きていけるのだな
えーとー。。。
子猫を谷に捨てる人ですよね。
なんか、それが頭にこびりつきつつ読んで、
違和感なかったです。(笑
情念どろどろの世界。
なんていうか、ま、
すごいです。
読んだあと、どっと疲れます。
精神的に弱っている人は、
これを読むと人間、なにがあっても生きていけるのだなと、
反対に元気付けられるかもしれないです。
和製
内容もさることながら文章がとても魅力的です。
音を忠実に再現した越後訛りや「じゃあん」といった擬音語が、歯切れの良い文章の中でより引き立ちイメージが掻き立てられます。
また涼之助がてるに出会う場面はおどろおどろしく、和の恐怖が感じられました。
ラストシーンでは山妣の生き様がとても悲しく胸に迫りました。
日本人の精神性の源流をみる思い
この本は、過去に3回読み返しました。決まって冬に…。
舞台が雪深い東北の閑村だからでしょうか?
このストーリーは、封建的な慣習が残る閉鎖的な村社会でのできことなのですが、そこには嫉妬や羨望や怨嗟といった、日本人の嫌な部分での精神世界が見事に描かれているように思いました。まるで、淀んだ川底を泥を掻き揚げながら裸足で歩くような、不快感と爽快感が入り交じった不思議な物語です。ちなみに、坂東さんの小説の中では、一番好きタイトルです。




