華岡青洲の妻
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #617535 / 本
- 発売日: 2004-08
- 版型: 単行本
- 220 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
世界で初めて全身麻酔に挑み、乳がんの摘出手術に成功した江戸後期、紀州の名医、華岡青洲。その成功に不可欠だった麻酔薬の人体実験に、妻と母は進んで身を捧げた。だが、美しい献体の裏には、青洲の愛を争う二人の女の敵意と嫉妬とが渦巻いていた…。著者の没後20年を記念して、新装版で甦る日本文学の作品。
内容(「MARC」データベースより)
世界で初めて全身麻酔に挑んだ華岡青洲。麻酔薬の人体実験に妻と母は進んで身を捧げた。だが美しい献身の裏には、青洲の愛を争う二人の女の敵意と嫉妬とが渦巻いていた…。著者の没後20年を記念して再刊。67年刊の新装版。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
有吉 佐和子
1931‐1984。和歌山市生まれ。東京女子大短大卒。1956年「地唄」が芥川賞候補となり、文壇に登場。紀州を舞台にした『紀ノ川』『有田川』『日高川』の三部作を発表し、『華岡青洲の妻』で女流文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
美談の陰の、冷戦。
そもそもこの嫁と姑、あからさまに対立したのは、青洲の麻酔実験の被験者にどちらがなるかを争ったときくらいなのである(しかもそのときも、互いを思いやるような言葉を遣いながら言い争っている)。
しかし、それ以前の彼女たちの『冷戦』が、背筋がざわめくほど新鮮だった。
お互いのふとした一言や行動を、お互いが勘繰り、気づいたら、露骨に対立はしないまでも、互いの間に冷ややかな空気が流れているという状況に陥っていたように思える。
そして、そんな二人の女の対立を利用する形で、青洲は麻酔の人体実験に踏み切った。
互いの思惑や戦いを、露骨にではなく、しかし、読者に分かりやすい形で描ききった作者に、敬意を表したい。
姑vs嫁
青洲の助けになりたい、という名目で自ら人体実験の役を買ってでる嫁と姑ですが、つまりは嫁と姑の争い。最後は嫁姑ではなく女同士のプライドをかけた戦いになってます。この凄まじい女同士のバトルには青洲の医学会に残した明晰もくすんでしまうほど!う~ん、鳥肌モノです(TOT)!


