ムーン・パレス (新潮文庫)
|
| 価格: | ¥ 740 1500円以上は送料無料 詳細 |
発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #24083 / 本
- 発売日: 1997-09
- 版型: 文庫
- 443 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
人類がはじめて月を歩いた春だった。父を知らず、母とも死別した僕は、唯一の血縁だった伯父を失う。彼は僕と世界を結ぶ絆だった。僕は絶望のあまり、人生を放棄しはじめた。やがて生活費も尽き、餓死寸前のところを友人に救われた。体力が回復すると、僕は奇妙な仕事を見つけた。その依頼を遂行するうちに、偶然にも僕は自らの家系の謎にたどりついた…。深い余韻が胸に残る絶品の青春小説。
内容(「MARC」データベースより)
僕は崖から飛び降りた。そして、最後の最後の瞬間に、何かの手がすっと伸びて、僕を空中でつかまえてくれた。その何かとは、愛…。作者自身が多感な青年時代を送った時代と場所から語られる、上等な郷愁に満ちた青春小説。*
From Publishers Weekly
The moon as a poetic and planetary influence over earthly affairs runs as a theme, wittily ransacked, throughout this elegant fiction by award-winning novelist and poet Auster ( The New York Trilogy ; The Invention of Solitude ). Marco Fogg is a loner and a dreamer, whose "mind is on the moon," and who in a state of elation unfolds moonlore to his friends. The year of the moon landing finds Fogg living in spartan reclusivity until forced from his New York apartment to roam as a Central Park vagrant. His rescue by Kitty Wu, a gentle Chinese girl, leads to their poignant and tenuous love. Like some of Auster's earlier protagonists, Fogg senses he has a kindred, submerged or vanished other self. Here, it is Fogg's father, who went into eclipse before his birth; the quest for the parent forms a narrative thread. When Fogg serves as reader/companion to the elderly cripple Barber, aka "Effing," who recounts his adventures in a Western wilderness where he buried a cache of paintings, Fogg's fate takes an unexpected turn. Auster's highly literate tale teases the boundaries between fiction and actuality while exploring the process of writing itself.
Copyright 1988 Reed Business Information, Inc.
カスタマーレビュー
美しい孤独
主人公マーコは多感で知的な青年だ。孤独である。家族に先立たれる。孤独である。友人に世話になり、恋人ができる。それでも孤独である。奇妙な老人の世話をし、それから自分のルーツがひも解かれていく。かつ孤独である。これほど孤独がこころやさしく、甘美で、酩酊するものだということを、この本によって教えられたように思う。ストーリーを覚えてしまっても、こういう感覚に触れたいからもう一度読みたい、と思わせる数少ない文学の一つであるような気がする。
中年も読める青春冒険物語
なんと言っても面白い。原書と翻訳のスタイルが見事に一致していると思う。ノリのいい文体で、読者を一気に小説世界に引き込む。次々と偶然に起こる出来事のおかげで、主人公は生き延びられるのだが、その偶然が、なんとなく必然に思えるのがいい。最後にたどり着く部分が、これまた圧巻だ。
男女を問わず心にしみる"青春小説"
一息に読み、そしてもう一度ゆっくりと細部まで文章を味わいながら読んだ。モザイクのように組み合わされたエピソードの数々は、全体としてすばらしい"いわゆる青春小説"を編み上げているが、個別に見てもとても印象的なものばかりだ。柴田元幸の翻訳もすばらしいので、ポールオースターファン・現代アメリカ文学ファンでなくとも、また翻訳小説を敬遠しがちなひとでも、ぜひ読んで欲しい一冊だ。





