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813 (新潮文庫―ルパン傑作集)

813 (新潮文庫―ルパン傑作集)
By モーリス・ルブラン

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  • 発売日: 1959-05
  • 版型: 文庫
  • 351 ページ

カスタマーレビュー

大人の小説です。5
ルパンものというと「奇岩城」がいの一番にあげられますが、私は本書もしくは「水晶の栓」「虎の牙」「金三角」から読むことをお勧めします。

頭脳明晰かつ行動力に富むルパンが怪盗という立場ながら悪と立ち向かう点がシリーズの魅力だと思っています。
その魅力が全篇渡り展開するのが本書であり、窮地に陥っても不屈の精神で困難を打開し真相に辿り着く様は痛快であります。
また、ミステリー作品としても一級品で推理小説と違いテンポも非常に良い。勿論、アイディアも優れています。

ポプラ社のジュブナイル訳に親しまれた方も多いと思いますがあらためて原作を読むと更にクオリティーの高さを再認識させられると思います。

文字を若干大きくし読み易くなった本書ではありますが、如何せん翻訳が古いので海外古典作に慣れ親しんでいないと戸惑う事もあるでしょうが是非「続」と共に通読して頂きたい作品です。

恥ずかしながら、中学生まで「ハチ、イチ、サン」と読んでいましたが、「八百十三」と読むのが正しい。



冒険小説の傑作!5
モーリスルブランの傑作。
アルセーヌルパンの活躍を描いたものだ。
昔読んだ、ポプラ社の南洋一郎さん訳のものではない。

かなりおもしろい。
ミステリーの要素と冒険活劇の要素、最後の数ページで明かされる仰天な真相とは?

登場人物の細かな心理やしぐさまで丹念に描かれており、読み手を飽きさせない。

813の秘密については明かされず、続編へと続く。

時代を超えて輝き続ける名作!4
 推理小説はあまり好きなジャンルではないが、ルパンものだけはいつか読んでみたかったので、シリーズ中の傑作と呼び声の高いこの作品を選んだ。ルパンとはこれほど凄みのあるキャラだったのか。天才的頭脳、非情な悪人だが人間的な面もある。危機的局面では案外動揺したりする。ラストのどんでん返しは意表を突かれた。ただ、813は謎のまま続編へという進展はやや不満だ。それでも、起承転結の整った骨太の傑作といえる。
 訳文は読みづらいというイメージがあったが、非常に読み易かった。