ブラームスはお好き (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #64085 / 本
- 発売日: 1961-05
- 版型: 文庫
- 175 ページ
カスタマーレビュー
美しい青年
年上の女性と若く美しい青年のお話です。
青年の人を愛する姿の美しさに心を動かされます。青年の女性に向けての言葉が素晴らしく、こんな風に気持ちを伝えられたら、もしこんな風に自分が言われることがあったとしたらと、憧れてしまいます。
また40代を目前に控えた女性の微妙な恋愛心理が、サガンの細やかで美しい描写で描かれておりすごく興味深い内容で、時と共に揺れる心が難しくも感じるし、素晴らしいようにも感じます。
ジューヌ・ファンムへの訣別
ヒロインのポールは三十九歳。
美しく、自立し、自分よりすこし年上の恋人を持った大人の女性です。
十五歳も若い美青年・シモンに熱烈に恋をされて、
それなのにヒロインが選んだ結末は…。
言葉では説明できないような複雑な思いが錯綜する大人の関係。
フランスでは三十代は まだ若い女性の範疇なのだとか…。
ラストは微妙な年齢のヒロインが出した結論なのですね。
サガンの物語は あっさりと簡潔な文章なのに深みがあって、
感傷的でロマンチックなのに甘すぎない。
そこがとても魅力的です。
愛されることの惑いと喜び、そして別れ
主人公ポールは39才。性的魅力で男性を惹きつけ得る最後の年代である。結婚経験もありインテリア・デザイナーとして自立し、しあわせな将来を求めて生きている。彼女には数年来つきあっているアマン(運送会社の経営者)がいるが、見果てぬ夢を求めてパリの夜を徘徊する遊び人の彼には結婚する考えはない。ポールの孤独と焦燥の夜が続く。
こんな時に一途にに自分を慕う男が現れたらどうするか、しかも15も年下の。ブラームス、ブローニュの森、イル・ド・フランス(パリの近郊)、物語の舞台はすべて整っている。戸惑いと愛される喜びに揺れ動く中年女性の心理を25才のサガンがどう描いたか、お楽しみ下さい。
映画ではポールをバーグマンが演じたが、彼女は余りにも美しくゴージャスな雰囲気で(贅沢なアパートに女中さんまでいる)ヒロインの孤独や悲哀が感じられず少し違和感があった。





