老人と海 (新潮文庫)
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商品の説明
Ernest Hemingway took great pride in using an economy of carefully measured words and tightly wrought phrases in his writing. Nominated for Grammy, this recording of The Old Man and Sea is perfect example of Hemingway's precision and is read here in its entirety by Oscar-winning actor Charlton Heston.
A novella, The Old Man and Sea tells the story of an old fisherman, Santiago, and his long lusty struggle isn't so much over one fish, but the act of living--living fully, actively, robustly. Charlton Heston is marvelous in this recording with his voice adding a quality and texture to Hemingway's words that will engage listeners completely.
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #7114 / 本
- 発売日: 1966-06
- オリジナル言語: 日本語
- 版型: ペーパーバック
- 170 ページ
エディターレビュー
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ときにはヘミングウェイの代表作である、漁師の話を読んでみてはいかがだろうか。ヘミングウェイは戦後、『Across the River and into the Trees』(邦題『河を渡って木立の中へ』)などで不評を買い、作家生命の危機に立たされたが、『The Old Man and the Sea』(邦題『老人と海』)によって作家としての名声を盛り返した。1954年にノーベル文学賞を受賞するに至ったのも、この作品によるところが大きい。(かつては、「ノーベル賞を受賞した作家は、その後ろくな作品を書けない」と考えていたヘミングウェイだったが、このときは、喜んで賞を受けている)
それから半世紀が過ぎた今でも、彼の受賞は納得いくものだ。キューバ人の老漁師とマーリンの知恵比べ(あるいは、腕とヒレの対決と言うべきか)の物語は、「肉体とモラルの闘い」という、ヘミングウェイの得意とするテーマである。しかし、後に彼の作品をだめにする大きな要因となる、「銃に象徴される男らしさ」を演じるには、サンチャゴは年齢的にも肉体的にも無理がある。
「老人のほおには、熱帯の海に照りかえす陽光を浴びてできた、皮膚ガンを思わせる褐色のシミがあった。シミは、顔の横に、上から下まで点々と続いていた。手には半月状の深い傷があった。綱を使って大魚と格闘するためだ」
また、この作品でヘミングウェイは、かつて天下にその名をはせた、「瞬間」の映像を鮮やかにとらえるスタイルに戻っている。
暗くなる間際、大きな島のような海藻のかたわらにさしかかった。まるで大海原が黄色い毛布の下にある何かと戯れているかのように、明るい海の中で、海藻がゆらめいている。老人の細い綱に1匹のシイラがかかった。シイラは、海面に跳び出すと、残照を浴びて黄金色に輝きながら、体を反らせ、空中で身をくねらせた。
若き日のヘミングウェイがこの小説を書いていれば、おそらくサンチャゴは、しとめた大魚を港まで運び、著者自身が1935年ごろ好んでやっていたように、勝利を記念して写真を撮っていただろう。ところが、老人の釣り上げた獲物は、サメの群れに食われてしまう。港に着いたとき、残っていたのは骨だけだった。そしてとうとうラストシーンで、老人は床に伏し、わが身と創造主について考えるようになる。「老人はライオンの夢を見ていた」のだ。作品のいたるところに、芸術的寓意、あるいは経験から得られた寓意が漂っていると考えていいだろう。
何にしろ、『The Old Man and the Sea』が、ヘミングウェイの作品の中で、最後の「大魚」であることは間違いない。
内容紹介
TOEICレベル 470点以上
やせこけた老人。その名はサンチャゴ。しかし、海の男である彼には、不屈の闘志があった。 ひとり、小舟で沖に出て1週間、ついに遭遇した巨大な、かじきまぐろ。網を繰り続け、大魚と格闘する日が続く。
殺すか殺されるか―。だが、いつしか彼の心には、大魚への熱い友情が生まれていた……。
アメリカの文豪、ヘミングウェイが、大自然の中で生き抜く男の、勇敢さとロマンを描き上げた名作。
内容(「BOOK」データベースより)
やせこけた老人。その名はサンチャゴ。しかし、海の男である彼には、不屈の闘志があった。ひとり、小舟で沖に出て1週間、つにに遭遇した巨大な、かじきまぐろ。綱を操り続け、大魚と格闘する日が続く。殺すか殺されるか―。だが、いつしか彼の心には、大魚への熱い友情が生まれていた…。アメリカの文豪、ヘミングウェイが、大自然の中で生き抜く男の、勇敢さとロマンを描き上げた不朽の名作。辞書のいらない「ルビ訳」、単語にぴったりの訳語がルビになっています。
カスタマーレビュー
何のために戦うのか?
老人は、その戦いを最後の最後まで、やめようとしない。それは、老人の全身全霊を賭けた、男の戦いである。だから、「老人と海」はヘミングウェイの作品の中でも、とりわけ男性的な作品といわれる。それは、不漁が続いた後だったから、必死で老人は戦ったのだ、ともいえる。けれど、それは、人間が、何故生きるの?に近い問いかけに匹敵するような戦いなのだ。そこに、最後何も残らなくても、最後の最後まで、戦いつづけるその姿こそ、あらゆる人間の中にある生きていくことの戦いの姿が象徴されていると思う。これを読んで、あらゆる人間は生きることを勇気づけられるのだ。傑作である。
想像力をかきたてる名著
キーウェストへの旅行で
フロリダへ向かうフライトの中で本著を読みましたが
読後、キーウェストに着いてからも感動が継続しました。
主人公のモデルとなった、
最近亡くなられたキューバ在住だったのおじさんを想像したり、
(キーウェストはキューバを身近に感じることができるので)
キーウェストにあるヘミングウェーが通った
バー「Sloppy Joe's」で
カウントダウンパーティに参加したりしながら
ヘミングウェイを想像したり、
「Captains Tonys Soloon」で壁に名刺カードを貼り付けたり
ナショナル・パーク・サービスが管理する
ヘミングウェイの家で
何気なく置いてあった猫の像がピカソの作であったり、
最後の1セントで有名な淡水プールを見たり、
ヘミングウェイのたくさんの飼い猫の子孫を眺めたり
彼の書斎を見たりしながら
本著について思いを巡らせてみるのも楽しいものです。
想像力をかきたてる名著です。
小舟に載せた壮大さ
本の確固とした世界に、引きずり込まれます。
別に、何と言うわけでもなくただ単に、寂しい老漁師が、いつものように海へと舟を出しました。
自分が座ったら、あとは手で漕ぐような小さな舟で、 食欲もなくなってきた、生への執着も薄れ始めた老人が、淡々と海へ出るのです。
そうして、色々と思い巡っている内に、彼は運命の 出会いをします。
大きな、大きな魚と。
時に刻まれ潮に晒され、萎れかけていた彼の心に、内なるどこかからの鮮血が流れ込むような物語りを、大胆な筆が書き綴ってくれています。
ああ、世に言うヘミングウェイというのは、こんなにも‥‥!
世界の著名作家は伊達ではないです。
驚くほどの本の薄さの中に、海と魚と舟とそして一人の老人という、単純な素材でここまでできるなんて、 読む方が不思議がれる、そんな作品でした。





