長距離走者の孤独 (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #169667 / 本
- 発売日: 1973-08
- 版型: 文庫
- 246 ページ
カスタマーレビュー
今や古典的作品か。
中産階級の知識人が旦那芸で書いた文芸作品ではなく、労働者階級が描いた1950年代の青春悪党物語。中高生の頃は何度も読み返した懐かしい小説。
日本も総中流化、バブル経済の一億総成金文化の時代、この手の作品は、中高生向けとしても暫く忘れ去られていたのではないだろうか。
日本も格差社会化が声高に論議されて久しいが、この作品の主人公に共感できる若い読者も今再びいるのではないかと思う。
葛藤を抱える若い人に
自分なりの正義感と学校や周りの社会との折り合いをつけるのに苦心していた思春期のころ、生きる指針を与えてくれた本です。
"権力"の期待通りにラクな道を進むという選択肢のほかにもいくらでも道はあるのだ、自分の人生に勝利するにはいかに生きればよいのか、等々。
いい子でいることに疲れた若い人が少しでもこの本を読んで楽になればと思います。
ベストセラーよりも。
学校帰り、本屋で"店長お勧めコーナー"で見つけた本。
短編集で、『長距離走者の孤独』が最初。
アランシリトー1959年の作品。
すでに1962年に映画化されている。
(イギリス モノクロ 88分 監督:トニー・リチャードソン)
短編なので、蛇足が無く、切れが良い。
読後の後味もとても良い。
そして、芸術的要素がしばしば感じられる。
中でもこの本のタイトルである『長距離走者の孤独』は、
文章と、文章から生まれるイメージとがシンクロして
例えて言うならば、PROMOTION VIDEOを見ているような感覚に陥る。
登場人物のアイデンティティもまた面白い。





