チェーホフ・ユモレスカ―傑作短編集〈1〉 (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #9752 / 本
- 発売日: 2008-06-30
- 版型: 文庫
- 389 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
結婚式の夜、苦悩の果てに男が過去を打ち明けたときの新婦の反応は。上演中なのに大声で俳優を罵る、劇場勤めの老人の運命は―。あっと驚く皮肉な結末に導かれる愛すべき登場人物たちは、100年以上を経た今も生きている!1000編もの作品を残したロシア最高の短編作家チェーホフ。ユーモアたっぷり、洒脱で鮮やかなショートショート傑作集、本邦初訳を含め、すべて新訳の65編。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
チェーホフ
1860‐1904。南ロシアの港町タガンローグに生れる。16歳の時に家が破産し、モスクワ大学医学部に入ると同時に家計を支えるため、雑誌・新聞に短編や雑文を執筆。七年間で四百編以上の作品を発表して文名も高まったが、安易な名声に満足できず、本格的な文学を志向するようになる。人間観察に優れた短編の他、晩年には劇作に主力を注ぎ、演劇史に残る戯曲も多い。代表作に「桜の園」「三人姉妹」「かもめ」「ワーニャ伯父さん」など
松下 裕
ロシア文学者。1930年、朝鮮鎮南浦府生れ。早稲田大学ロシア文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
ロシア文学のオアシス
はまってしまいました。
ユモレスカ=ユーモアがある、という意味です。
この短編集第一巻を手にしてから、魅力に取り憑かれて、単行本全3巻とも購入しました。
単行本と、本文庫では、収録作品に、少々のズレがありますが、半分以上は、収録作品がだぶります。
ユーモアがあります。
それぞれの作品がごく短く、起承転結の体もなしていないので、短編でも掌編でもなく、ショートショートです。
また、書かれた時代も、文化も異なるので、現在の日本人の感覚からは、ユーモアととらえにくい作品もあります。
それでも、ロシアの当時に、想いを馳せながら味わうと、思わずにやっとしてしまいます。
大真面目なロシア文学界の中にあって、オアシスの様な作品群です。
何度も味わう事が出来ます。
それぞれの作品が、ごく短いため、ちょっと時間のある時に、手軽に楽しめます。
そして、繰り返し読むと、読む毎に新たな発見があります。
列挙作品も面白いです。
例えば、結婚相手に対する希望を、単に、列挙しただけ、という作品もあります。
こういうのがまた面白く、例えば、女性に対しての条件は、十五歳から三十歳までの処女(未亡人可)などと書かれています。
こんな具合に、たった一行が、多くの事を物語っていて、内容があります。
当時の国情から、作品の出版には、検閲も受けている様ですが、それは、政治批判などを取り締まるためでしょう。
文芸趣味の我々にとって、楽しめさへすれば、それで良い訳です。
楽しめます。
多分、はまってしまいますヨ。





