戦争と平和〈1〉 (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #17854 / 本
- 発売日: 1972-03
- 版型: 文庫
- 677 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
19世紀初頭、ナポレオンのロシア侵入という歴史的大事件に際して発揮されたロシア人の民族性を、貴族社会と民衆のありさまを余すところなく描きつくすことを通して謳いあげた一大叙事詩。1805年アウステルリッツの会戦でフランス軍に打ち破られ、もどってきた平和な暮しのなかにも、きたるべき危機の予感がただようロシ社交界の雰囲気を描きだすところから物語の幕があがる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
トルストイ
1828‐1910。19世紀ロシア文学を代表する巨匠。ヤースナヤ・ポリャーナに地主貴族の四男として育つ。ルソーを耽読し大学を中退後、暫く放蕩するが、従軍を機に処女作『幼年時代』等を発表、賞賛を受ける。帰還後、領地の農民の教育事業に情熱を注ぎ、1862年の幸福な結婚を機に『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』を次々に完成。後、転機を迎え、「神と人類に奉仕する」求道者を標榜し、私有財産を否定、夫人との不和に陥る。’99年『復活』を完成。1910年、家出の10日後、鉄道の駅長官舎で波瀾の生涯をを閉じた
工藤 精一郎
1922年福島生れ。ハルビン学院卒。日ソ文化交流機関講師、関西大学教授等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
人生と共に
初めて読んだのは大学に入ったばかりの頃。それ以来何度読み返していることか。その度に感動して、生きることの厳しさと、人間愛を感じます。誰かを愛することで、人は辛い人生を生きていけるのだと、教えられるようです。私の一番好きな本です。今流行の「泣ける本」も良いでしょうが、ぜひこのスケールの大きな物語で感動の涙を流して欲しいものです。ロシア人の名前が覚えにくいので、はじめはページを行きつ戻りつのんびりと読めば、そのうち眠ることも忘れます(若い人は)。そして、きっと人生の友、或いは師となって読者を励ましつ続けてくれる、そんな大傑作だと思います。
トルストイ最高傑作
トルストイとドストエフスキーの違いは何か?それはトルストイが物語に「広がり」を求めたのに対し、ドストエフスキーは物語に「深さ」を求めた点だろう。
広がりと言う点で「戦争と平和」はトルストイの作品としては最高のものだろう。ロシアを舞台に描かれるナポレオンの全盛の時代、英雄ナポレオンに対してロシアの人々はどのような感情を持っていたのか?作品中に、その答えは溢れている。
よく戦争と平和は登場人物が多すぎる作品だ、ということを聞くことがあるが、本を読み進めていけばさほど気にはならない。舞台があちこち跳んだりはするものの、そのうち(一巻の半分ぐらいまでこれば・・・)本の世界観になれるだろう。そうなってしまえばスラスラと読めてしまう。
トルストイの述べた英雄論「歴史上の偉大な英雄達は、民衆の代弁者に過ぎない」果たしてこの本を読み終えた人達が、これをどのようにとらえるのか?非常に興味深い作品だった。
これ以上の文学作品はありません。。
トルストイの最高傑作であるけれども、読書経験や人生経験が浅い人、興味の対象を世界的なスケール観で持っている人でないとは受け付けてくれないところがあります。あと戦争の描写もとても多く細かいので、女性だと「アンナカレーニナ」のほうが好きだと思うかもしれません。
また、エピローグの第2部のように哲学論文のようなところもあり、読後感を損なっているように思うかもしれません。(ここには作者の述べたかったエッセンスがあるのですが、飛ばして後日、気が向いたら読んでみればいいと思います)
しかし、この作品の壮大さは作者が私たちに神の目を貸してくれているかのようです。時間の流れと空間の壮大さ、人々の営みを見事に描ききっています。登場人物が多すぎるをいう人がいますがそれがまたこの小説をスケールの大きいものにしているともいえます(このスケールで2.30人しか出てこなかったらかえって不自然だし、それぞれ皆、魂の入ったすばらしいものです)。主だった人以外は一度きりしか出てきませんし、自分で相関図を作ったり、歴史書や地図をみながらのんびり読めばいいと思います。(中身が濃いのでほかの小説より読む時間がかかります)物語というよりも、現実に地に足をつけて立っている人々の20年分ぐらいの経験をさせてもらったような感じです。繰り返し読みたくなる傑作ですので是非挑戦してみて下さい。





