この人の閾 (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #257774 / 本
- 発売日: 1998-07
- 版型: 文庫
- 247 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
「汚くしてるけどおいでよ、おいでよ」というので、およそ十年ぶりに会ったこの人は、すっかり「おばさん」の主婦になっていた。でも、家族が構成する「家庭」という空間の、言わば隙間みたいな場所にこの人はいて、そのままで、しっくりとこの人なのだった…。芥川賞を受賞した表題作をはじめ、木漏れ日にも似たタッチで「日常」の「深遠」へと誘う、おとなのための四つの物語―。
内容(「MARC」データベースより)
時は静かに流れ、"日常"は今、輝いている…。新しいリアリティの形をとらえ、高い評価を受けた芥川賞受賞作「この人の閾」のほか、「東京画」「夏の終わりの林の中」など三編を収録。*
カスタマーレビュー
すごい
高橋源一郎も言っていたけれど、保坂和志の小説のスタンスというのは、『日常に隠されたものを再発見する』というものだ。
こういう小説を読めば、それが非常によくわかる。日常に隠れているものを発見するのだから、ドラマティックなものはひとっつもいらない。何気ない会話、情景から意味未満のものを発見し、それを読者に投げかけてくる。たゆたう思考のような文体がそれを手助けし、読んでいて非常に気持ちがいいし、気になる。
とてもビジュアルな小説
現代日本において家族が分断され、その構成員がそれぞれの生をこなしている様を、淡白に切り取って見せる「この人の閾」、東京西部の街の変遷をつづった「東京画」など4篇を収めています。不思議な文体で、とてもビジュアルに情景が描写されています。
読んでいるときの気分や体調、状況にも因るのでしょうが、急に忘れていた記憶が起き出して、色々な情景が目に浮かんでくる小説がありますが、この作品はまさにそれでした。一味違った東京を思い出させてくれる小説です。
日常生活の一こま
「この人の閾」このタイトルに惹かれて買ってしまいました.日常生活の一こまを淡々とした語り口で綴った小説です。読後、とてもさわやかでのんびりとした気分にひたりました。





