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female(フィーメイル) (新潮文庫)

female(フィーメイル) (新潮文庫)
By 小池 真理子, 唯川 恵, 室井 佑月, 姫野 カオルコ, 乃南 アサ

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  • 発売日: 2004-11
  • 版型: 文庫
  • 171 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
夢と現実のあわいに、そっと差し伸べられる柔らかな感覚の蔓。その蔓の先にひっそりと息づく官能の蕾。ゆっくりとほころび、やがて開ききった花弁からこぼれだす、悦楽の香り。第一線で活躍中の女性作家五人が描くエロスの世界は、甘やかにみずみずしく、しなやかで生々しい。そして、うっすらと怖い。眩暈と溜息を誘う五つの短編をそろえた、贅沢なアンソロジー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小池 真理子
1952年東京生れ。成蹊大学文学部卒。恋愛小説と心理サスペンスの第一人者

唯川 恵
1955年金沢市生れ。金沢女子短期大学卒。恋愛小説、恋愛エッセイの名手

室井 佑月
1970年青森県生れ。モデル等を経て作家に。現代の愛と性を鮮やかに描く

姫野 カオルコ
1958年滋賀県生れ。青山学院大学卒。小説からエッセイまで、多彩な才能

乃南 アサ
1960年東京生れ。早稲田大学中退。卓越した心理描写が読者の心を掴む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

がっくり・・・。1
この本で初めて読む作家がいたとしたら、この作品だけで判断しないでほしい!!
ここに集まった方々の作品は今までに読んでいますが、こんなにつまらなくなっていることにものすごく驚いてしまう。
もう映画化は決まっているとのことですが、映画化を意識しすぎた結果こんなに空回りしてしまったのでしょうか?
だったら室井佑月氏も「血い花」を映画化してくれればいいのにと思ってしまいます。
ただ単におどろおどろしく性を描いているような気がして悲しいです・・・。

このメンバーにしてはつまらなかった(T_T)2
女性作家の人たちの名に惹かれて買いましたが、唯川さんと小池さんの本は殆ど読んでいますが、これが一番つまらなかった。唯一、今まで読んだことのなかった乃南さんの作品が私には合っていたらしく、また作品読破の楽しみが出来たのが良かったでしょうか。

映像を意識した書き下ろし4
2002年の"Jam Films"からスタートしたコンピレーション・ムービーの第四弾は、女性作家五人の書き下ろしを原作として企画され、二〇〇五年五月に公開予定の"female" この映画の原作アンソロジーです。
アンソロジーの面白いところは、今まで読む機会のなかった作家の作品に接する事です。
僕は、小池真理子と姫野カオルコの作品を読み親しんでいたので、この本を手にしました。唯川恵、室井佑月、乃南アサの作品はほとんど初めてでした。
小池真理子の「玉虫」、姫野カオルコの「桃」いずれも、同じ著者のほかの短編とは趣を異にしています。どちらかというとストーリーよりも、映像を重視した作品になっているいるように感じられました。なるほど映画の原作として書き下ろされたのだと感じます。
「玉虫」は、ラストシーンが、かつてエッセイで好きだと言っていたヒッチコック作品を連想させるし、
「桃」は、主人公の記憶を掘り起こさせる「桃」をキーにして、幸福だった日々を断片的に浮かび上がらせています。まだ充分に若い主人公が、晩年を生きるような感覚で「桃」を食べるシーンは、僕の想像力をかき立てさせました。
ほかの三人の作品も、著者の典型とは言えないと想像できるのですが、テーマである「女性」について、と言うよりは、幸せとは何か。生きるとは何かを問いかけているように感じられ読み応えがあります。またその表現のヴァリエーションがそれぞれに楽しめました。