三億円事件 (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #126635 / 本
- 発売日: 2002-02
- 版型: 文庫
- 452 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
1968年12月10日「三億円事件」発生。多くの謎を残し、7年後に時効が成立。それから約20年、一枚の焼け焦げた500円札が一人の男を動かした。執念の取材が明らかにする捜査本部の混乱、モンタージュ写真の欺瞞、浮かび上がる三人の男…。やがて突き止めた「真犯人」はアメリカにいた!6時間にも及んだ手に汗握る「対決」。正体は?動機は?そして三億円の行方は?文庫化にあたり衝撃の後日談を収録。
内容(「MARC」データベースより)
一枚の焼け焦げた紙幣が完全犯罪を暴く。強奪された紙幣を持っていた男は何者か、現金隠匿場所の盲点とは、米軍基地に関わる疑惑とは…昭和犯罪史上最大の謎が明らかになる。『新潮45』連載記事を単行本化。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
一橋 文哉
1995(平成7)年、月刊誌「新潮45」での連載「ドキュメント『かい人21面相』の正体」(雑誌ジャーナリズム賞受賞)でデビュー。’96年、『闇に消えた怪人』(新潮社)を出版後、宮崎勤、オウム真理教、三億円強奪事件などをテーマにしたノンフィクションを次々と発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
小説ですよね。
30年も前の事件をよくもまぁ取材したもんだ。
特に警察の捜査資料を見られるところなんかスゴイねぇ。
色々登場人物がいますが、
彼らがつい昨日のように実際に会って話をする。
核心の人物にせまるが、でもやはり最後は曖昧なまま終わるのか…。
なんとなく消化不良になる物語かな。
「フィクション三億円事件」
一橋文哉という人はすべてを説明してくれそうでいて、肝心のところは匿名にしてしまうという、禁じ手をためらいなくバンバン使う書き手である。業界で「あの人のはフィクション」と言われるのは仕方ないだろう。
ノンフィクション好きの私とて、この人の位置づけには迷ってしまう。
これは、憶測だけでフィクションすれすれの「日本怪死人列伝」を書いた安部譲二アニキや、やはり憶測をもとに裏社会での顔をバックとした発言をする宮崎学に対しては抱かなかったとまどいである。
一橋の著作によると、憶測どころか綿密な取材をしたことになっている。
つまり、「売りたいがための大嘘つき」なのか、「真実を追求する日本の眼力王」なのか、彼の場合はどちらかでしかないわけだ。ここが非常にとまどうところである。
アメリカに逃亡したという人物の素性をなぜ明かせないのか?この本の内容から判断するなら、ウソ八百であるか、訴訟を恐れているか、鬼の目にも涙の慈悲を見せたか、その中のどれかである。
ウソであるなら、「フィクションです」と断らなければ卑怯だ。訴訟を恐れるなら、「ノンフィクション」の書き手の看板を下ろすべきだ。「慈悲を見せた」のなら、読者に対して無責任であり、やはり「ノンフィクション」の看板を下ろすべきだ。
「赤報隊」でも同じことが行われていた。
やはり「フィクション三億円事件」とか、「フィクション赤報隊」とかにするべきなのではないか。安部譲二や宮崎学のような経歴のないあなたが、どうしてそこまでの眼力を持ち得たのか、その著作だけでは説得されない。本当に「真実を追求」しているのなら、「どうです、この説って。」と本を出して喜んでいるだけでなく、暴くことによる直接の効果をも目的としているはずだ。この人の姿勢はどうやらそうではない。
残念ながら
ノンフィクションを読みたい方・フィクションを読みたい方どちらにもお薦めできない。
本書前半に記されている事件の詳細や、捜査内容などは読む価値がある。
しかし後半にはいると、不十分な証拠・(疑わしい)証言・著者の(かなり強引な)推論に基づいた犯人特定が延々続く。
取材の結果行き着いたものであろうと、フィクションであろうと、
説得力が致命的に足りない。
最後まで読んだもののストレスしか残らなかった。





