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鳥人計画 (新潮文庫)

鳥人計画 (新潮文庫)
By 東野 圭吾

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  • 発売日: 1994-07
  • 版型: 文庫
  • 388 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
拘留中の犯人が密告者を推理する、緻密極まる本格スポーツ・ミステリー!

日本ジャンプ界期待のホープが殺された。ほどなく犯人は彼のコーチであることが判明。一体、彼がどうして。一見単純に見えた殺人事件の背後に隠された、驚くべき「計画」とは!?

内容(「BOOK」データベースより)
日本ジャンプ界期待のホープが殺された。ほどなく犯人はコーチと判明。一体、彼がどうして。一見、単純に見えた殺人事件の背後に隠された驚くべき「計画」―踏切のタイミング、空中姿勢、風圧、筋力、あらゆる要素を極限まであの男のデータに近づけよ。「計画」は極秘のうちに進行しつつあった…。拘留中の犯人が密告者を推理する、緻密極まる構成の本格スポーツ・ミステリー。


カスタマーレビュー

ドラマになったら絶対に面白い!4
犯人が犯人を推理する?ちょっと変わったミステリー小説・・・
始めは退屈しのぎで読んでいたが、あまりにもストーリーがテンポ良く進むので思わず明け方まで一気に読んでしまった(眠)
スキージャンプの世界をベースにしているが、全く予備知識などが無くても読めるし、科学の力を利用して大量に鳥人(超人)を作ろうとする話に絡めた殺人事件からこんなに二転三転するどんでん返しのラストになるとは・・・
最後に様々な伏線が繋がったときの気持ちよさといったら読んで人にしか分からないでしょう!

スポーツ科学を考える良書4
単なる殺人事件ミステリーではなく、
その背景に、スポーツ科学がどこまで許されるか、
というテーマがあるのが非常にいい。

発達するスポーツ科学。
人間をサイボーグ化し勝利することがいいことなのか、
一方、行き過ぎたスポーツ科学トレーニングをしなくて、
負けてしまえば何も評価されないという勝負第一主義。
そのようなテーマを殺人事件仕立てにしたという点で、
非常におもしろい作品だと思います。

☆は3と4の間4
日本のジャンプ界に彗星のように現れた楡井がジャンプ直後に死亡。彼のコーチである峰岸が逮捕される。もっとも動機がなくアリバイが完璧だった峰岸がなぜ逮捕されたのか?

本作品は、ミステリーであると共に、スポーツの在り方を問いかける作品である。
ある意味、スポーツは、レベルが上に行くほど勝つことを求められる世界である。

「現在のスポーツ界において、人間らしさとは敗北を意味する。それとも科学を駆使した勝利よりも、人間らしさを追求した敗北の方が価値があるとおっしゃるのですか」
作品中に問われる、この問いかけに、スポーツ界のおかれた難しさ・葛藤が凝縮されている。

本作品は、ミステリー作品としては作者の平均点。

初出が94年ということを考えると、まあこんな物かもし!れない。
私にとって☆は3と4の間である。