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七つの危険な真実 (新潮文庫)

七つの危険な真実 (新潮文庫)
By 赤川 次郎, 北村 薫, 夏樹 静子, 乃南 アサ, 阿刀田 高

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  • 発売日: 2004-01
  • 版型: 文庫
  • 316 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
あの時まで気づきもしなかった、友達や先生や家族に、別の顔があることを…。中学生の少女が真実に目覚める瞬間を切り取った、赤川次郎による珠玉の書き下ろし小説「透き通った一日」をはじめ、当代ミステリ界の名手七人が、愛と憎しみ、罪と赦しの間でたゆたう人間の心の転機を、鮮やかな筆致で描き出す。人権団体アムネスティへの賛同もこめた、文庫オリジナル・アンソロジー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
赤川 次郎
1948年福岡県生まれ。桐朋高校卒。ユーモア・ミステリからサスペンス小説、恋愛小説まで幅広く活躍

阿刀田 高
1935年東京生まれ。洗練されたブラック・ユーモアと奇妙な味わいに富む短編小説の名手。エッセイも人気

北村 薫
1949年埼玉県生まれ。覆面作家として’89年にデビュー。ミステリ小説の他、評論やアンソロジーでも活躍

夏樹 静子
東京生まれ。繊細な心理描写と社会性に富む作風が特徴。欧米での出版も志し、海外でも文学賞を受けた

乃南 アサ
1960年東京生まれ。日常に立脚した人物造形と巧みな心理描写を駆使した作品を、エネルギッシュに放つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

大人の読みもの5
 真実というのは、明らかにされた方がいいものと、誰かの幸せのために、隠されたままの方がいいものがある。真実がわかることによって救われることもあるし、絶対に明かしてはならない、それこそ墓場まで持っていかなくてはいけない場合がある。作品によって、真実が明かされるものとそうでないものがあるのだが、どの作品も読んだ後にほっとするのは、その結末がみんなにとってふさわしいものであるからだと思う。

 なかでも乃南アサさんの『福の神』が一番ぐぐっときました。以前、別の短編集で読んだことのあった作品なのですが、改めて読んでみると、心にしみます。もしかしたら、自分が母親になったからかもしれません。小料理屋を舞台にした静かな作品ですが、女将の心情がよく描けていて、これだけの短い作品なのにすんなり感情移入してしまい、最後はほろりと来ました。

 これだけの作家の作品が一度に読める。それだけでもお得ですが、なにより短編というのがいい。短編で、読者をあっと言わせるのは結構大変なことだと思いますが、これらの作品がすばらしいのは、登場人物の描き方。短編でも、その人たちの人となりがよくわかり、その結末に納得がいくというのは、さすが一流作家。

 文庫オリジナルアンソロジーですから、読んだことのない作家の作品を読んでみたり、新しい”お気に入り作家”を探すのにもってこいでしょう。

 

新しい作家さんの発掘に5
赤川次郎氏、宮部みゆき氏、乃南アサ氏といった大物作家が名前を連ねた「危険な真実」について描かれたアンソロジーです。
それぞれの危険に対する見方が違くて、面白いです。
北村薫氏の作品以外は以前に個々の短編集に収録されたものばかりなのですが・・・。
新しい作家さんの発掘に、最適です。