ふたり (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #72085 / 本
- 発売日: 1991-11
- 版型: 文庫
- 304 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
お姉ちゃんは高校二年までしか生きなかった。でも、私が来年高校一年になり、二年になり、三年になったら、私はお姉ちゃんの歳を追い越してしまう。それでもお姉ちゃんは、ずっと私の中にいてくれる?死んだはずの姉の声が、突然、頭の中に聞こえてきた時から、千津子と実加の奇妙な共同生活が始まった…。妹と十七歳で時の止まった姉。二人の姉妹のほろ苦い青春ファンタジー。
カスタマーレビュー
いつの間にか、泣いていました。
赤川次郎さんは、三毛猫ホームズで有名ですが、この『ふたり』という作品もドラマを見て知っている方も多いはずです。私は何気なく手にし、何気なく読み始めましたが、妹の実加と死んでしまった姉の千津子の間の様々な困難を乗り越えていく過程に、とても感動して泣いてしまいました。亡くなった人を乗り越えること、何か忘れていた大切なものを思い出させてくれる作品です。
思いがけずに・・・・
思いがけずに、引き込まれてしまった。
テンポ早い展開とさらりとした文体。でも、内容は重い。姉の千津子の死にはじまって、次々と不幸が実加をおそう。
実加は聞こえてくる姉の声の励ましでそれを切り抜けていく。姉の死で壊れそうな家族が何とか持ちこたえたと思ったら、父の単身赴任でまた、ばらばらになっていく。けれど、ばらばらになった家族はそれぞれに自分を支えるものを見つけていく。実加だけでなく、父も母も。
共生と自立と言うことを易しく分かりやすく書いていると思う。
切ない
死んだはずの姉千津子が、実加の心の中に、声だけの存在としてよみがえる。実加は姉がいることに喜ぶが、はたして千津子の気持ちはどうだったのだろう。無念のうちに死んでしまった自分。そして、もう決して戻れない世界。それでも千津子が実加の心の中に居続けるのは、家族のことが心配だったのだろう。実加が、自分一人で生きる強さを持ったとき、姉の千津子は・・・。ほろ苦く切ない話だった。





